カミラ王妃、10代で電車内性的暴行の過去告白 新刊本で衝撃の逸話が明らかに

英国のカミラ王妃が10代の頃、電車内で性的暴行未遂に遭遇し、毅然と反撃していたという衝撃的な逸話が、新たに刊行される書籍で明らかになりました。この出来事は、王妃が長年取り組んできた女性に対する暴力根絶活動の背景にある、個人的な経験を示唆するものとして注目を集めています。

新刊本が明かすカミラ王妃の過去

この逸話は、英紙タイムズの元王室担当記者であるヴァレンタイン・ロウ氏による新著の一部として、英紙サンデー・タイムズに掲載されました。情報の出所は、2008年から2016年までロンドン市長を務めたボリス・ジョンソン氏の広報責任者だったグート・ハッリ氏です。ハッリ氏は、ジョンソン氏とカミラ王妃が王室の邸宅クラレンス・ハウスで会談した際、王妃が打ち解けた様子で語った内容を振り返っています。ハッリ氏は新著の中で、「しかし、2人がかわした真剣な会話は、彼女が学生時代に性的暴行未遂の被害者になったことについてだった」と記しています。

10代での性的暴行未遂と毅然とした対応

カミラ王妃は16歳か17歳の頃、パディントン行きの電車に乗車中、ある男が彼女に不快な手を伸ばしてきたと明かしました。ジョンソン氏が、その後どのように対応したのかを尋ねると、王妃は「母に教えられた通りにした。靴を脱いでかかとで男の股間を殴った」と答えたと伝えられています。駅に到着後、カミラ王妃は制服姿の職員を見つけて「あの男に襲われた」と訴え、結果としてその男は逮捕されたとのことです。

英国のカミラ王妃、過去の衝撃的な逸話が明かされ、女性への暴力根絶活動に注目が集まる英国のカミラ王妃、過去の衝撃的な逸話が明かされ、女性への暴力根絶活動に注目が集まる

バッキンガム宮殿の反応と王妃の現在の活動

この新刊本は9月11日に出版が予定されており、CNNはバッキンガム宮殿にコメントを求めています。現時点では宮殿からの公式声明は出ていませんが、内容について異議を唱える動きは見られないようです。カミラ王妃は長年にわたり、女性に対する暴力の根絶に深く尽力してきました。特に、家庭内暴力や性暴力の被害者を支援する団体の活動に光を当てるなど、その熱心な取り組みが知られています。今回の過去の告白は、彼女の活動が個人的な経験に裏打ちされたものである可能性を示唆し、その重要性を一層際立たせています。

この逸話は、カミラ王妃が若かりし頃に直面した困難と、それに対する彼女の強い精神力を浮き彫りにします。同時に、彼女が現在、女性の権利と安全のために果たしている役割の根源を理解する上で、重要な一側面を提供するでしょう。

参考資料