乙武洋匡さん(2016年撮影)
タレントのryuchell(りゅうちぇる)さんが自殺したと報じられ、作家の乙武洋匡さん(47)が「りゅうちぇる、どうして、、、」とツイッターで絶句した。
【画像】「りゅうちぇる、どうして、、、」と絶句
乙武さんは、ryuchellさんが「新しい家族の形」を報告したとき、援護する投稿をするなどしていた。
■「なんで、りゅうちぇるはずっと言えなかったんだと思う?」
報道によると、ryuchellさんは2023年7月12日午後、東京都渋谷区内の事務所で亡くなっているのが見つかった。現場の状況から、自殺を図ったとみられている。
乙武さんは同日、この報道を引用して、ツイッターで次のようにつづった。
「りゅうちぇる、どうして、、、 嘘だと言ってよ… イヤだよ」
ryuchellさんは22年8月、インスタグラムで「”夫”と”妻”ではなく、人生のパートナー、そしてかけがえのない息子の親として」歩んでいくとして、モデルのpecoさん(27)と離婚を発表した。これに対し、乙武さんは同年8月26日、ツイッターを更新し、インターネット上でpecoさんに同情してryuchellさんが批判されたことに、こう反論していた。
「なんで、りゅうちぇるはずっと言えなかったんだと思う? なんで自分を偽らなくちゃいけなかったんだと思う? そこにも目を向けてほしいんですよ。りゅうちぇるだけじゃなく、苦しんでる人、いっぱいいるんだから」
結婚前にpecoさんに伝えるべきではないかとリプライで指摘されると、「あなたがそうしたいなら、そうすればいいじゃない。なんで他人に押しつける?」と反論していた。
そのうえで、乙武さんは、ツイッターでこう主張していた。
ryuchellさんは乙武さんに感謝していたと当時報道
「実際に差別を受け、困っている人たちがいることを知りながら、伝統的家族観とやらに縛られて、その差別を生んでいる社会的構造を放置し続ける態度のほうが、よほど『お花畑』だと感じますけどね。私は」
乙武さんはその後の22年9月7日、ryuchellさんが公表後に初めて公の場に姿を見せたイベントで、ryuchellさんとともに司会を務めた。
当時の報道によると、乙武さんはその場で、「みんなが勝手に騒いでいるだけだから」とryuchellさんを励まし、ryuchellさんは、「とにかく、これからも前を向いて大切なものをしっかり大事に抱きしめながら頑張っていきたい」と決意を語った。そして、乙武さんからSNSでもフォローされたことに対し、「すごくうれしかったです」と感謝し、「これからも乙武さんとタッグを組んで表現させていただけたら」と笑顔で語っていた。
【悩みを抱える人へ、厚生労働省が紹介している主な相談窓口】
・いのちの電話(一般社団法人 日本いのちの電話連盟) 0570-783-556(ナビダイヤル)/0120-783-556 (フリーダイヤル)
・こころの健康相談統一ダイヤル 0570-064-556
・#いのちSOS(特定非営利活動法人 自殺対策支援センターライフリンク) 0120-061-338
・よりそいホットライン(一般社団法人 社会的包摂サポートセンター) 0120-279-338/(岩手県・宮城県・福島県から)0120-279-226
・チャイルドライン(特定非営利活動法人(NPO法人) チャイルドライン支援センター) 0120-99-7777 (フリーダイヤル)
・子供(こども)のSOSの相談窓口(そうだんまどぐち)(文部科学省) 0120-0-78310(フリーダイヤル)
(J-CASTニュース編集部 野口博之)