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新潟市で車の上部に男性がしがみついた状態のまま車を約500m走行し、男性を殺害しようとしたとして7月18日、派遣社員の男が逮捕された。事件現場近くに設置されていた防犯カメラ映像を独自入手。そこには男性がしがみついたままの状態で県道を走行する車の姿が捉えられていた。
【画像】車にしがみつきながら警察に通報する男性
カメラが捉えた車にしみがつく男性…
フロントガラスを何かに覆いかぶさられた状態で走る1台の軽自動車。よく見ると、人が車の上部にしがみついているのが分かる。
これは7月18日午前6時半ごろの新潟市東区山木戸の県道3号を捉えた防犯カメラ映像。
この車を運転していた新潟市中央区に住む派遣社員・権平慎次容疑者（41）は18日、殺人未遂の疑いで逮捕された。
権平容疑者は18日午前6時半ごろ、新潟市東区山木戸の県道で20代の男子大学生が車にしがみついた状態のまま車を発進。約500m走行し、大学生を路上に転落させて殺害しようとした疑いが持たれている。
事件発覚のきっかけは大学生からの通報だった。
大学生の通報:
ボンネットの上に乗って、車をひきとめている
別の角度から県道を捉えた防犯カメラ映像では、車にしみがつきながら大学生が右手を顔付近に近づけているのが分かる。
警察によると、大学生はこの状態で携帯電話から警察に通報していたという。しかし、なぜこのような事態になったのだろうか?
なぜ車の上に男性を乗せたまま走行?
実は、事件の直前近くのコンビニエンスストアでは、大学生の車が権平容疑者の車に追突される物損事故が発生していたのだ。
目撃した人:
追突事故があって話していたようだが、ぶつけた人が車に乗って発進しそうになって、大学生がそれを止めようと手で押さえていた。それでも発進するので、やむを得ず車の上に乗っちゃったような感じ
権平容疑者はコンビニから車を発進させ約500m走行。車を止め、ボンネットから被害者が降りたあと、そのまま新潟市中央区方面へ逃げていったという。大学生にケガはなかった。
その後、警察は新潟市中央区で権平容疑者の車を発見し逮捕。警察の調べに対し、権平容疑者は容疑を一部否認しているという。
権平慎次 容疑者:
相手の人が車の上に乗っている危険を知ったうえで車を発進・走行させているが、相手の人が死んでもやむを得ないとまでは考えが及んでいなかった
警察が事件の経緯などを詳しく調べている。
（NST新潟総合テレビ）
NST新潟総合テレビ
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