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昨年9月に亡くなったエリザベス女王。王室離脱後ヘンリー王子とメーガン妃はアメリカに住んでいるが、女王が逝去したときチャリティ活動でヨーロッパを周っていた。2人はそのままイギリスに滞在、葬儀に出席した。
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葬儀後すぐにアメリカに帰国した2人。同じく葬儀に出席していたアメリカのジョー・バイデン大統領の大統領専用機で帰ろうと考えていたことが明らかになった。大統領夫妻に「帰るとき一緒に大統領専用機に乗せて欲しい」と頼んでいたと新聞「デイリーメール」が報じている。大統領側の答えは「ノー」。王子と妃のスタッフは葬儀が終わる前から大統領のチームにアプローチしていたが、議論するまでもなく即答したと関係者は同紙に語っている。「承諾すれば大きな騒ぎになってしまう。王室や新国王と大統領との関係もこじれただろう」。
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大統領夫妻が王子夫妻のリクエストを断ったのはこれが最初ではない。葬儀の5か月前の2022年4月、王子が主催するスペシャルオリンピック、インビクタスの試合がオランダで開催された。王子はジル・バイデン大統領夫人を招待したが夫人は欠席。彼女は副大統領夫人だった時代にインビクタスの試合に何度も訪れている。今も変わらず関心を持っていてこのときも出席したいと思ったが、王子の立場は以前と違う。関係者は「ロイヤルファミリーが彼女の出席を不快に思うのを懸念した。王室との関係を考えて決めた」と語る。
これらの出来事から同紙は王子夫妻、特に妃が政治的な影響力を求めて動き続けていると見ている。妃は以前から有給の家族休暇の制度化を求めて議会に働きかけていることで有名。公開書簡を送るなど表立った活動もしているが、水面下でもバイデン大統領やその側近との関係を深めたいと動いているという。英米両政府の現職及び元政府職員が同紙に証言している。大統領専用機への相乗りやインビクタスへの招待以外では大統領夫人への贈り物。妃はあのオプラ・ウィンフリーとのインタビューでメンタルヘルスについて語ったが、これがその直後のホワイトハウスの定例記者会見でも話題に。大統領夫妻の反応について聞かれた報道官は「妃の勇気を称える」とだけ返答したが、妃はこれを喜び大統領夫人に感謝の贈り物をしたと同紙は報じている。
妃がアメリカ政界への進出を狙っているという噂は王室離脱直後から根強く囁かれている。ここにきてSpotifyとの契約が打ち切られるなど、ショービズ界での活躍が目覚ましいとはいえない妃。今回の報道をきっかけに政治家に転身する可能性に改めて注目が集まりそうだ。