「早く扉を開けて!」逃げ惑う乗客 パニック状態の電車内

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人を切りつけた男が確保されたりんくうタウン駅。モニターが「車内トラブル」でダイヤが乱れたことを表示している=23日午後1時34分、大阪府泉佐野市(安元雄太撮影)

【写真】りんくうタウン駅のホームで容疑者を確保する警察官

中国・上海在住の男性会社員(47)は関西国際空港から出国するため、先頭車両に乗車中だったという。午前10時25分ごろ、2両目から突然、外国人旅行者ら20人以上がなだれ込んできた。

「110番!」「刺された」

切りつけは進行方向から3両目で起きたとみられ、少しでも清水容疑者から離れようとする乗客で先頭車両は一気に混み合った。男性は「りんくうタウン駅に着くと『開かない』と言ってドア横の開閉ボタンを押す人もいた」と振り返った。

同じ先頭車両に家族3人とともに居合わせた泉佐野市の男性会社員(45)は降車後、駅ホームから階下のコンコースに避難した。車内の様子を振り返り「尋常じゃなかった」と振り返る。

ホームでは、駆け付けた警察官が清水容疑者と向かい合っていた。「刃物を下ろせ」。両手にナイフを持っていた清水容疑者に対し警察官が命令したが応じなかったため、警察官2人が拳銃を構えて再度警告。座り込んだところで警杖(けいじょう)でナイフをたたき落とした。

一部始終を反対側のホームから目撃した20代女性は「上下線いずれのホームにも人はいたが、みんな声を出せていなかった。今、思い返しても怖くて仕方がない」と感情が高ぶった様子だった。

ツイッターには、殺人未遂容疑で逮捕された清水容疑者が確保される前、マスク姿でナイフを手に体を揺らすなど、警察官を挑発するような様子を撮影した動画も投稿された。

事件発生後、しばらく駅は封鎖され、多くの人が留め置かれた。状況がつかめない外国人旅行者の男性は「英語を話せませんか。何があったんですか」と周囲に尋ね、不安げな表情を浮かべていた。

密室で逃げ場のない走行中の列車内で乗客を標的にする事件は後を絶たない。令和3年には、都内を走行中の小田急線や京王線の車内で乗客が襲撃された。今回事件が起こった電車に乗っていた男性は「東京の事件が脳裏をよぎった」と話し、「こんな経験は初めてで、ただ驚いている」と顔をこわばらせた。

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