ロシア軍、ストーム・シャドウを運用する基地に大規模なミサイル攻撃

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ロシア軍は26日に大規模なミサイル攻撃を実施、ウクライナ空軍のイグナト報道官も「今回の攻撃はフメリニツキーのスタロコスティアンティニフ地区を標的にしていた」と明かし、ストーム・シャドウを運用する基地への攻撃を示唆した。

フメリニツキー当局は「キンジャールによる攻撃は空軍の防空部隊によって阻止された」と主張

ロシア軍は26日に大規模なミサイル攻撃を実施、午後1時頃に黒海の潜水艦からKalibr×3発、午後5時頃にカスピ海上空のTu-95MSからKh-101×36発、午後7時頃にMiG-31Kからキンジャール×4発を発射、ウクライナ空軍は「Kalibr×3発とKh-101×33発を撃墜した」と発表したが、現地メディアは現地当局の発表を引用して「フメリニツキーが爆発音が確認された」と報じており、イグナト報道官も「今回の攻撃はフメリニツキーのスタロコスティアンティニフ地区を標的にしていた」と明かした。

ロシア軍、ストーム・シャドウを運用する基地に大規模なミサイル攻撃

出典:Dmitry Terekhov/CC BY-SA 2.0

イグナト報道官は「Tu-95MSが発射したKh-101は南東方向からウクライナ領に侵入してドニエプル川に向かって移動、そこからヴィーンヌィツャ、オデーサ、ムィコラーイウなどに向かう空の十字路=クロピヴニツキーを経由してテルノピリ方向に向かった。そこからリヴィウに向けて進路を変更したが、途中で進路を180度転換してフメリニツキーに向かった」と説明し、この攻撃はストーム・シャドウを運用するスタロコスティアンティニフ空軍基地を標的にしていたと示唆した。

空軍はキンジャールの迎撃結果を発表していないが、フメリニツキー当局は「キンジャールによる攻撃は空軍の防空部隊によって阻止された」と述べており、これを受けて現地メディアは「キンジャールが(キーウ以外で)迎撃された」と報じているのが興味深い。

ロシア軍、ストーム・シャドウを運用する基地に大規模なミサイル攻撃

出典:Italian Army/CC BY 2.5

つまりキンジャール迎撃が事実なら「フメリニツキーにパトリオットかSAMP/Tが配備されている」という意味で、マクロン大統領は6月20日に開幕したパリ航空ショーの演説中に「ウクライナでSAMP/Tの運用が開始された」と明かしていたため、弾道ミサイルの迎撃に対応したSAMP/Tの配備先にフメリニツキーが選ばれたのだろう。

ただ迎撃をすり抜けた3発のKh-101はフメリニツキーに着弾している可能性が高く、ウクライナ側も被害の詳細を明かしていないためスタロコスティアンティニフ空軍基地の状況は不明だ。

ロシア軍、ストーム・シャドウを運用する基地に大規模なミサイル攻撃

出典:dalکاخ/CC BY-SA 4.0

因みにロシア軍は6月に極超音速ミサイル、弾道ミサイル、巡航ミサイル、S-300を1日平均「6.4発」も発射していたが、7月の攻撃はShahed-136が主体で、1日あたりのミサイル平均発射数も「0.7発(15日時点)」まで減少していたものの、クリミア大橋の報復が始まると平均発射数は「5.3発(26日時点)」まで跳ね上がり、7月は6月の攻撃規模=408発を上回る可能性すらある。

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※アイキャッチ画像の出典:Ministry of Defense of Ukraine/CC BY-SA 2.0

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