アーティスト活動再開発表を行った與真司郎
2020年に活動休止した男女混合パフォーマンスグループ、AAAの與真司郎(あたえ・しんじろう、34)が26日、東京・渋谷区のLINE CUBE SHIBUYAで行われたファンイベントに登場し、自身が同性愛者であることを明かした。
【写真】AAAの與真司郎
アーティスト活動を休止しながら、新たな挑戦に向けてエージェント契約を結び、拠点を米ロサンゼルスに移行していた與が一時帰国し、発表の場としてイベントを開催。
黒のスーツ姿で登壇し緊張の面持ちで、口を開いた與は「芸能界前を含めたら20年間で一番緊張してる。大丈夫かなって。今日言うことは本当にびっくりすると思う」と前置き。震える手で手紙をもちながら、「理解するのに時間がかかるかもしれない。でもこのことについて理解が深まり世界が変わってくれることを信じています。本当に何年もの間自分の一部を受け入れることができませんでした。それはぼくがゲイであるということです」と何度も言葉を詰まらせながら告白した。
幼いころからずっと葛藤していたと明かし「そのころは自分がおかしいんだと思っていました」と涙をこぼすと、客席から背中を押すような拍手と「頑張れー!」と大声援が包み込み「これからも変わらず、與真司郎として生きていきます」と與らしい太陽のような笑顔を見せた。
さらに、この日は会場の後方でAAAメンバーも見守っており、涙をこぼす西島隆弘(36)、宇野実彩子(37)、日高光啓(36)、末吉秀太(36)から手をふられると、「俺らついてるからって言ってくれたね」と笑顔で大きく手を振り返した。
この日はアーティスト活動の再開も宣言し、自身の経験を込めた楽曲や、アカデミー賞受賞歴のある米映画監督、ピーター・ファレリーがハリウッドで手掛ける自身の半生を題材としたドキュメタリーの制作も発表した。