Photo: Getty Images, Instagram
ショービジネス界でよく耳にする“ショー・マスト・ゴー・オン”主義。しかし、最近はパフォーマンス中にコンサートをストップさせたミュージシャンが続出。ブルーノ・マーズ が来日公演時に客席に怒りをぶつけたのも記憶に新しいけれど、ステージ中に客席で起きた喧嘩、インフルエンサーの迷惑行為に対応して自身の株を上げるミュージシャンもいれば、メンバーの仲違いや体調不良でコンサートを中止するがっかりアーティストも。コンサートでの実際の事例を「エル デジタル」の人気長寿連載、セレブウォッチャーPeachesが考察!
ステージ中に客席で起きた喧嘩、モニカの対応はいかに
Coutesy via Monica Instagram
7月22日にデトロイトで行われたリバーフロント音楽祭でヘッドライナーを務めたR&Bシンガーのモニカは突如、ライブをストップ。彼女が「ちょっと待って。そんな風に彼女を殴ってはダメ」と声を荒げて視線を向けた会場内では男女が喧嘩をしていて、モニカは男性が女性に手を挙げる瞬間を目撃したのだ(居合わせた別の観客のビデオを見ると、女性も果敢に男性にパンチを繰り出していた!?)。ステージ上から男性を叱責したモニカは自ら、二人に駆け寄って喧嘩をやめさせて、男性には会場から退出するように求めたそう。再びステージに上がったモニカは彼女の行動に歓声を送る観客に対し「みんなに謝ります。彼があの女性の顔を殴ったのを見て、カッとなってしまいました。心の底からみんなに謝ります」とライブの中断を謝罪。さらに「このマイクで(男性の)ケツをぶん殴ってやろうと思った 」と付け加えたため、観客は大喜び。
テイラー・スウィフト、観客へのハラスメントに取った毅然とした態度
Coutesy via Taylor Swift Instagram
ファンに楽しい時間を過ごしてもらいたくてパフォーマンスを一時中断したのは、テイラー・スウィフトも同じ。チケット争奪戦が起きているワールド・ツアー「The Eras Tour」フィラデルフィア公演中の彼女はステージ上からファン女性と警備員が口論しているのを目撃。すぐパフォーマンスを中止して、警備員に対して「彼女は何もしてないでしょう。やめなさい」と注意。その後、テレビ番組に出演したファン女性によると、踊っていた彼女たちに対し警備員が「踊るな」「静かにしろ」と繰り返しハラスメント的な命令をしていたとのこと。不穏な空気に気づいて、声を上げたテイラーも素晴らしいが、チーム・テイラーの行動も拍手もの。すぐにスタッフが現場に駆けつけ、問題行動を取っていた警備員を会場から遠ざけたのだ。