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夏の活力「ウナギ」が価格高騰
2023年7月30日は、土用の丑の日。日本の夏に元気を与えてきたウナギですが、ここ数年、稚魚の不漁などの影響で価格が上昇しています。そんな中、さまざまな工夫を凝らしウナギ関連の商品を開発する企業、そして大量生産に挑む研究の最前線を取材しました。
【動画】土用の丑の日が消える⁉価格高騰のウナギ、将来食べられるのか…完全養殖や大量生産に挑む研究の最前線
「タレだけご飯」「ほぼウナギ」“ウナギフリー”で楽しむ企業努力
うなぎのない うなぎのタレごはん弁当
2023年も、ウナギに惹かれる季節が訪れました。しかし、大阪の百貨店では、昨今のウナギの価格高騰を受けたある新商品が販売されていました。製造過程を見てみると、“ウナギの蒲焼きのタレ”をかけたご飯に、山椒の実を乗せ、卵焼きと漬物を添えて、出来上がり。
「完成しました!」(製造スタッフ)
「これで、完成ですか?ウナギはのらないんですね?」(記者)
「そうです、ウナギは入っていません」(製造スタッフ)
その名も、「うなぎのない うなぎのたれごはん弁当」です。
「気軽にウナギの気分を、まず味わっていただきたい。『タレだけで何杯もご飯がいける』というのは、昔からよく聞く話なので」(阪神梅田本店・惣菜商品部 山口淳史さん)
スケソウダラで作られた「ほぼうなぎ」
さらに、神戸市の食品メーカーで売れ行き好調なのが、かまぼこの原料でもあるスケソウダラのすり身にウナギの蒲焼きのタレを塗って焼いた「ほぼうなぎ」です。
「ウナギが絶滅危惧されているということで、完全“ウナギフリー”で作っています」(カネテツデリカフーズ・開発担当者 山本莉奈さん)
5年前から製造していますが、2022年には売り切れが相次いだため、2023年は製造数を3倍に増やして対応しているといいます。
カネテツデリカフーズ・開発担当 山本莉奈さん
「フワフワですね!中身が詰まっていて肉厚なので、食べ応えがありますし、骨が入っていないということなので、すごく食べやすいです」(記者)
「今後、世界的にウナギが獲れない・食べられないということが、考えられると思います。日本は、夏にウナギを食べるという食文化があるので、そこを守りつつ、みんなでウナギを楽しんでいただくという思いを込めています」(山本さん)
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