ゼレンスキー大統領、軍事委員会による不正や虐待の多さにうんざり

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ウクライナでは大統領の指示で「動員業務を監督する軍事委員会」の調査が行われており、ゼレンスキー大統領は3日「この調査の過程で多くの虐待行為が明らかになり、正直なところうんざりしている」と吐き捨てた。

軍事委員会に関連した不正は数が多すぎて管理人も全てを把握するのは不可能

ウクライナではボリソフ軍事委員長の不正=合法的に説明が出来ない計1億5,100万フリヴニャ(約6億円)による高級外車やスペインの不動産を購入、ホワイトチケット=動員免除書類の販売、戦時中の出国が制限されているにも関わらず「嘘の申告」で豪華な家族旅行に出かけていたことが発覚し、ゼレンスキー大統領は「全ての軍事委員会をチェックしろ」と指示、この暫定結果を聞いて「本当に残念な結果だった」と述べていたが、今度は保安庁と内務省から報告を受けて「もううんざりだ」と吐き捨てている。

ゼレンスキー大統領、軍事委員会による不正や虐待の多さにうんざり

出典:Zelenskiy / Official

軍事委員会の不正には「職権乱用=動員免除書類の販売による不正蓄財」の他に「違法な暴力・脅迫行為」があり、フメリニツキー州では軍事委員会の担当者が許可もなく動員対象者の住宅に侵入、これに抗議すると「自分にはその権利がある」と主張したが、軍事委員会に「動員通知のためなら憲法30条(住居の不可侵)を無視してもよい」という権限は与えられておらず、動員対象者が住宅から出ていくよう要求すると「足をへし折るぞ」と脅迫する様子が収められた動画が流出。

オデーサ州でも動員対象者を力ずくで連行する様子が、ドニプロペトロウシク州では軍人5人が動員対象者を公共の場で追いかけ回し「(逃げる動員対象者の)足を撃て」と叫び、さらに取り押さえた動員対象者を囲んで暴行を加える様子が市民に目撃され、さらにリヴィウ州ではルトゥシュク軍事委員長が自身の不正=覚醒剤の違法販売を告発しようとした部下をバットで殴って謝罪を強制した事実が発覚、そのため不正蓄財と同時平行で「軍事委員会による違法な暴力・脅迫行為」の調査も進められている。

ゼレンスキー大統領、軍事委員会による不正や虐待の多さにうんざり

出典:Головне управління Національної поліції в Закарпатській області 拘束されるザカルパッチャ州の軍事医療委員長

ゼレンスキー大統領は3日「保安庁長官と内務相から軍事委員会の調査に関する報告を受けた。この調査の過程で多くの虐待行為が明らかになった。正直なところうんざりしている」と述べ、現地メディアのRBC-Ukraineは「不正に関するニュースが毎日聞こえてくる。既に11の地域にある軍事委員会が当局の特別管理下に入った」と報じており、もう軍事委員会に関連した不正は数が多すぎて全てを把握するのは不可能だが、最近の不正の中で特に印象深いのは軍事医療委員長の拘束や国家親衛隊司令官の拘束だ。

軍事医療委員会も動員対象に合法的なホワイトチケット=動員免除・延期書類を作成することができるため、関係者が何人も不正で拘束されているのだが、ザカルパッチャ州国家警察は1日「軍事医療委員長が違法な動員延期書類の作成で拘束された」と発表、恐らくホワイトチケットの販売で軍事医療委員長が拘束されたのは初めてだろう。

ゼレンスキー大統領、軍事委員会による不正や虐待の多さにうんざり

出典:Служба безпеки України 拘束される国家親衛隊司令官

さらに保安庁は3日「戦闘地域外で新兵訓練を受け持つ国家親衛隊司令官と3人の将校が共謀し、基本給に加算される戦闘手当=月10万フリヴニャをだまし取っていたことが発覚して拘束された」と発表、先月もドネツク州に配属されているウクライナ軍部隊で指揮官と部隊内の協力者が同じ行為で拘束されているため、戦闘手当の横領はありふれた犯罪の一つなのかもしれない。

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※アイキャッチ画像の出典:ПРЕЗИДЕНТ УКРАЇНИ 

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