「禁酒」区域となった韓国・釜山の公園…客が途絶え、近くの商店が「シャッター街」に


「禁酒」区域となった韓国・釜山の公園…客が途絶え、近くの商店が「シャッター街」に

釜山で廃業した店舗のシャッターが下ろされ、工事が進められている(c)news1

7月29日午後、公園近くの刺し身センターは店を閉じていた。3日前に廃業したという。1カ月前は、週末になると昼から夜まで、客が長い列をつくるほどにぎわっていたが、隣の粉食店とスーパーもシャッターを下ろしていた。

その近くの屋台や飲食店も事情は変わらなかった。店主らは縁台に座り、時間を持て余しているように見えた。

ある商店主はレシートを示しながら「客は1日1組来るかどうかだ。売り上げが90%近く減った」とため息をついた。

近くのコンビニ2カ所には売れない酒の箱が売り場の片隅に積まれていた。

コンビニのアルバイトは「食べ物を売る刺し身センター、酒を売るコンビニだけが打撃を受けたのではなく、周辺建物1階の商圏が全て崩壊した」と語った。

地元当局によると、7月1~27日に民楽水辺公園を訪れた客は9万286人。昨年同期に16万8133人から46.3%急減した。

周辺商店主らは協議会を作って対応に乗り出した。禁酒区域指定の撤回を主張し、折衷案として禁酒時間の指定などを要求している。

(c)KOREA WAVE/AFPBB News

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