韓国、台風6号の進路予測して迅速対応…400ミリ「水爆弾」も人命被害「ゼロ」(1)

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韓国、台風6号の進路予測して迅速対応…400ミリ「水爆弾」も人命被害「ゼロ」(1)

10日午前、釜山市中区瀛州洞では台風6号による強風で街路樹が倒れた。[写真 釜山消防災難本部]

気象庁はこの日午前6時を基準に全国に発令されたすべての台風特別警報を解除した。しかし1951年以降の気象観測で初めて韓半島内陸を南北に通過した台風6号は全国各地に傷あとを残した。

中央災難安全対策本部(中対本)によると、11日午前10時基準で全国で1万5883人(1万1717世帯)が避難し、道路など公共施設196件と私有施設183件に浸水被害があったという。農作物の被害規模はソウル汝矣島(ヨイド)面積の4倍の1157.9ヘクタールにのぼった。

中対本は台風による人命被害はなかったと発表した。ただ、前日に大邱軍威郡(テグ・グンィグン)で60代の男性が河川で遺体で発見され、大邱達城郡(ダルソングン)では電動車椅子で移動していた男性が小川で行方不明になった。中対本はこれを台風被害でなく事故に分類した。

台風6号は複数の点で異例だった。先月28日にグアムの西側730キロの海上で台風に発達してから14日後に消滅した。一般的に台風の寿命は5日間ほどだ。勢力を長期間維持し、2度の急激な方向転換を経て韓国・日本・台湾3カ国に被害を与えた。10日午前9時20分に慶尚南道巨済(コジェ)に上陸してから16時間かけて北上したのも異例だ。

気象庁の関係者は「韓半島周辺の海水面温度が例年より1度ほど高い28-29度で、持続的に台風にエネルギーを供給した。西側のチベット高気圧と東側の北太平洋高気圧の谷間が通路の役割をした」と説明した。海水面の温度が高ければ海から台風により多くの熱と水蒸気が伝わる。

台風6号は韓半島に上陸した後、一般的な台風の半分ほどの平均時速20キロでゆっくりと移動し、多くの雨を降らせた。反時計回りに回転する特性のため東海(トンヘ、日本名・日本海)から引き込まれた水蒸気が太白(テベク)山脈にぶつかり、江原(カンウォン)嶺東(ヨンドン)と嶺南(ヨンナム)地域に豪雨が降った。9日以降の積算降水量は江原高城(コソン)402.8ミリ、慶南梁山(ヤンサン)350ミリ、慶北慶州(キョンジュ)318.0ミリ、蔚山(ウルサン)305ミリ(11日午前5時基準)だった。江原束草(ソクチョ)には10日の一日間に368.7ミリの雨が降った。これは束草の一日の降水量では過去最高で、台風の影響による一日の降水量では過去10番目に多い。過去最高は2002年8月31日の江陵(カンヌン)の870ミリ。

韓半島を縦断した「水爆弾」にもかかわらず被害が少なかった理由は、台風6号の勢力自体が大きくなかったという点が挙げられる。台風6号の瞬間最大風速は釜山(プサン)で時速126キロ(秒速35メートル)と観測された。首都圏では秒速20-25メートルに弱まった。

強風を伴う豪雨の場合、人命・財産被害が急増するしかない。最大瞬間風速が60メートルに達した2003年の台風14号は死亡および行方不明者132人、財産被害4兆2000億ウォンの被害をもたらした。似た勢力だった1959年の台風14号は1000人を超える死亡・行方不明者を出した。最近では2020年の台風9号が済州(チェジュ)で秒速49メートルを記録した。

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