東海道・山陽新幹線のダイヤが乱れ、大阪市淀川区の新大阪駅は17日午前、列車を待つ人たちで大混雑しました。切符売り場では大行列ができ、駅構内では休憩しながら駅係員に運行状況を確認する人々の姿も見受けられました。
帰省客らの困惑
実家に帰省していた会社員の田中秀和さん(41)は、天を仰ぎました。「最悪だよ」と彼は言いました。彼はもともと16日午前8時の新大阪発の指定席を予約していたが、キャンセルして17日午前10時半発の新幹線に変更しました。改札近くにある電光掲示板の前で社内試験の勉強をしながら待っていたが、構内のアナウンスで「10時台の列車は1、2時間遅れる」と伝えられました。
スマートフォンのアプリで情報を確認しようとしましたが、アクセスが多すぎて開けませんでした。しかも、切符売り場は大行列で、今から並んでもいつになるかわからない状態でした。しかし、田中さんは「明日のことも分からないので、今日のうちに帰ろうと思います。ここまで来たら待ちます」と言いました。
兵庫県宝塚市に住む会社員の40歳の女性と彼女の9歳の娘も同様に新幹線の遅れに悩まされていました。当初は16日午前11時の新大阪発の列車で新横浜へ向かう予定でしたが、17日午前8時すぎの出発に予約を変更しました。女性は「台風の進路予定に合わせて帰省の予定も変更しましたが、結局この状況になってしまいました。本当に大変です」とがっかりしていました。
また、大阪市に住む会社員の末政英里子さん(26)も新大阪駅に到着し、疲れ切った様子でした。元々彼女は16日に帰省していた横浜市から大阪市に戻る予定でしたが、新幹線の遅延情報を聞き、17日午前6時発に予約を変更しました。しかし、名古屋駅を越えたあたりで電車が停止し、1時間以上遅れて新大阪駅に到着したのです。車内のアナウンスやJR東海のホームページで状況を把握しようとしましたが、「情報が曖昧でどうすればいいのか分からず、困ってしまいました」と話しました。
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Source: 朝日新聞社