26年ぶりの熱帯低気圧上陸、カリフォルニア州の街が濁流に

大雨による街の冠水と流木被害

日本ニュース24時間

カリフォルニア州で、26年ぶりに熱帯低気圧が上陸しました。この暴風雨により、街の中心部へ濁流が流れ込むという被害が発生しました。川の水は灰色に濁り、急速に増え続けました。木々なども押し流され、道路の真ん中には巨大な岩も…。地盤が弱くなり、落石の恐れもあるとみられています。

街の中心部を埋め尽くす濁流に驚き

この熱帯低気圧による濁流の被害には、地元の人々も驚いています。カリフォルニア州最大の都市、ロサンゼルスでも各地で道路が冠水しました。20年以上現地に住む女性は次のように話しています。

「早朝5~6時から雨が降り始めて、午後11時現在も降り続いています。この時期に雨が降るのは本当に珍しいことで、私も驚いています。特にカリフォルニア州の人々は雨に慣れていないので、交通事故なども心配です」

この映像では、街の中心部に流れ込む濁流に驚く人々の様子が収められています。

26年ぶりの被害、記憶に残る事例となるだろう

ハリケーン「ヒラリー」は太平洋上で発生し、20日には熱帯低気圧に変わってメキシコ北部に上陸しました。その後、北上してアメリカ・カリフォルニア州に上陸したのですが、このようなことがあるのは26年ぶりです。

カリフォルニア州ではこのような大雨による被害がめずらしく、記憶に残る出来事となるでしょう。

日本ニュース24時間