ヒグマ「OSO18」、人を見ても逃げずライフル3発で駆除…以前より痩せて330キロ

ヒグマ「OSO18」が牧草地で牛を襲撃!

北海道標茶町と厚岸町で放牧されていた牛が、連続してヒグマ「OSO18」に襲われました。このヒグマは、7月に釧路町で駆除されたことが明らかになりました。OSO18は雄で、体長2・1メートル、体重は以前より痩せて330キロだったと発表されています。

捕獲駆除されたOSO18の死体
(写真:読売新聞)

釧路町職員が勇気を持って駆除

道釧路総合振興局によると、釧路町職員のハンターがヒグマを発見したのは7月30日の午前5時頃でした。ヒグマは同町仙鳳趾村(せんぽうしむら)オタクパウシの放牧地に現れました。2日前から出没情報があり、人を見ても逃げない様子から有害個体と判断され、ハンターはライフルを3発発射してヒグマを駆除しました。

ハンター自身は最初はOSO18だと気づかなかったそうですが、仲間がその可能性を指摘しました。道立総合研究機構が分析した体毛のDNA型と、過去の襲撃現場付近で見つかったOSO18の体毛が一致したことで、確定されました。

被害の拡大を食い止めるための努力

OSO18による牛への被害は2019年7月に北海道標茶町オソツベツ地区で始まり、21年7月には厚岸町でも確認されました。両町で計66頭の牛が被害に遭い、そのうち32頭が命を落としました。

このヒグマの名前は、最初の被害が確認された地名と、足跡の幅が約18センチだったことに由来しています。しかし、捕獲作戦は困難を極めました。OSO18は非常に警戒心が強く、地元のハンターたちは苦労して捕まえる作戦を立てました。今年6月25日に初めて鮮明なカラー画像が撮影されましたが、その後は足取りがわからなくなってしまいました。

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ソース元:Yahooニュース