日本ニュース24時間:ビッグモーターの店舗前が荒れてしまった背景とは?

社長辞任以降のビッグモーターの店舗は

さいたま市にあるビッグモーター浦和美園店は、ビッグモーター兼重宏行前社長の辞任会見から1カ月が経ちました。辞任後、環境整備がなされず、店舗の様子が大きく変わってしまいました。

店舗前の植え込みは雑草がかなり伸び、取材スタッフの腰くらいの高さに達していました。また、植え込みの中にはたばこの吸い殻や袋も見受けられました。店舗前の風景は荒れている印象を受けました。

一方、敷地内の車の台数には大きな変化は見られませんでした。しかし、店内の様子はどうなっているのでしょうか?

「イット!」ディレクターによると、店内はガランとしており、隣の整備工場にいる1人の整備員も忙しくしている様子はありませんでした。2時間ほどの取材中には、店舗を訪れる客らしき人はたった1組だけでした。

毎日近くをランニングする住民は、最近の店舗の様子について「草をとるのをやめたみたいですね。以来、全然草が伸び放題になっています。商談している場所もテーブルもガラガラです」と話しています。

また、取材中には埼玉県警の捜査1課が偶然通りかかり、大がかりな実況見分を行っていました。

元社員による社内の研修や”イベント”とは?

この1カ月で大きく変わったビッグモーターについて、元社員の証言もあります。

元社員によると、社内で行われていた「研修」では、営業成績が悪い社員を対象に上司が厳しい言葉を投げかけていたそうです。ただのどう喝やつるし上げであり、何かを学ぶような研修ではなかったとのことです。元社員は、答えのないことを詰められて終わり、見せしめのための研修だったと感じています。さらに、全社的に行われる「あるイベント」にも疑問を感じていたそうです。それは、強制的に参加させられる3泊5日の社員旅行です。社員として入社すると、毎月8,000円が引かれて旅行積立金として貯められ、2年後にその積立額でハワイへ行くことができるとのことです。しかし、元社員によれば、同じツアーであればもっと安く行けるはずだとのことです。さらに、この自腹の社員旅行に参加しないと人事評価が下げられるとの噂もあるようです。

損保ジャパンにも新たな動きが

ビッグモーターによる自動車保険の不正請求を受けた損害保険ジャパンにも新たな動きがあります。金融庁が損保ジャパンに対して立ち入り検査を検討していることが明らかになりました。金融庁は、報告内容を精査した上で適切な手段を検討する方針だと述べています。ビッグモーターを巡る問題は、さらなる展開を迎える可能性があります。

(「イット!」8月25日放送より)

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