ブラックバス漁業権、免許更新で「脱バス」を追求する漁協も

河口湖のブラックバス漁業権、免許更新が認められる

河口湖のブラックバス

富士山のふもとに位置する河口湖では、ブラックバス釣りが人気を集めています。山梨県は、来年から10年間の免許更新を地元の漁協に認めることを発表しました。これにより、ブラックバスの漁業は続けられることとなりました。

漁協が「脱ブラックバス」への意向を示す

ブラックバスは特定外来生物に指定され、生態系に悪影響を及ぼす可能性があるため、次回の免許更新までに各漁協がブラックバスの放流をやめ、漁業権を返上する方針を示しています。これに対して、山梨県は一定の評価をしました。

ロードマップを提示した漁協たち

免許更新に際して、3つの漁協が「脱ブラックバス」を目指すための具体的な計画を県に提案しています。西湖漁協は既に放流を中止し、今後の10年間で免許返上を検討する予定です。山中湖漁協は放流量を2033年にゼロにする目標を設定しています。また、河口湖漁協はブラックバスの遊漁料収入が全体の約8割を占めており、放流量を漸減させることを目指しています。

これにより、ブラックバス漁業は生態系への配慮がなされながら継続されることとなります。

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朝日新聞社