90歳三浦さん、富士山頂にたどり着く 障がいを抱える足、仲間が車いすでサポート

富士山頂に到達

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富士山頂に到達し、山岳用車いすに乗りながら喜びを表す90歳の冒険家、三浦雄一郎さん(中央)。背後には次男の豪太さんが写っています。(写真提供:日本ニュース24時間)

挑戦に協力する仲間

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富士山頂に到達し、鳥居をくぐる90歳の冒険家、三浦雄一郎さん(右手前)。左手には次男の豪太さんがいます。(写真提供:日本ニュース24時間)

新たな足跡の刻み

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富士山登頂を目指し、7合目を出発する三浦雄一郎さん。(写真提供:日本ニュース24時間)

日本最高峰である富士山(3776メートル)に挑む90歳の冒険家、三浦雄一郎さんが、登山最終日の朝7時20分ごろに山頂に到達しました。三浦さんは足の不自由さをカバーするために山岳用車いすを使用し、家族や仲間たちがサポートしました。前日にはクラーク記念国際高校の登山部の生徒たちも加わり、新たな足跡が刻まれる瞬間を見守りました。

富士山には毎年多くの登山者が訪れますが、90歳以上の方が山頂に到達することは少ないです。三浦さんは晴れた日に冷たい風が吹く中、足元を支えた家族や仲間に感謝の気持ちを伝え、「おかげさまで長い間夢だった山頂に到達することができました。最高です」と喜んで語りました。

三浦さんはこの日、富士宮ルートの9合目にある山小屋(標高3460メートル)から山頂を目指しました。東の空から昇るオレンジ色の朝日を見上げ、午前5時15分ごろに山岳用車いすに乗って出発しました。「楽しみです。景色も素晴らしいタイミングです」と穏やかな表情で語りました。

三浦さんは87歳の時に「特発性頸髄硬膜外血腫」という病気にかかり、約8カ月の入院生活を送りました。リハビリの目標として、富士山登山を志しました。

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