ウクライナ東部での戦闘は続いていますが、ロシア軍が成功を収めた視覚的証拠はまだ出てきていません。クピャンスク方面の情報源によると、ロシア軍は戦術的な前進を遂げていると報告されていますが、その証拠はまだありません。
ロシア軍の攻勢とウクライナ軍の戦力分散リスク
ロシア軍は東部で攻勢を仕掛け、ウクライナ軍の戦力を分散させる戦略をとっています。しかし、その一方で、南部での攻勢を阻止するために自身の戦力を分散させなければならないリスクに直面しています。
クピャンスク方面の戦況
クピャンスク方面では、ロシア軍が戦術的な前進を遂げていると報告されていますが、視覚的証拠はまだありません。ロシア側情報源によると、ロシア軍は攻勢を継続すると予想し、クピャンスクやドヴォリチナに増援を送っているとのことです。
画像出典:GoogleMap クピャンスク周辺の戦況/管理人加工(クリックで拡大可能)
スバトボ方面の戦況
スバトボ方面では、ロシア軍がゼレベツ川を渡河し、ハルキウ州の州境に迫っていると報告されていましたが、実際には大規模な突破ではなく、セルヒフカのみを確保した程度でした。
画像出典:GoogleMap スバトボ周辺の戦況/管理人加工(クリックで拡大可能)
ロシア軍の支配地域は縮小している
ウクライナ軍がロシア軍に対抗し、ロシア軍の支配地域はどんどん縮小しています。ウクライナ軍が無人機を使ってロシア軍の陣地や装備を攻撃する様子が確認されています。
ロシア人の主張と視覚的証拠が矛盾しているため、ロシア軍の支配地域は視覚的証拠に基づくラインまで後退させることになりました。
ウクライナ軍と英軍の警告
ウクライナ軍と英軍は、2ヶ月以内にロシア軍がクピャンスク方面とリマン方面で攻勢を仕掛ける可能性があると警告していました。英国防省はロシア軍が南部での攻勢を阻止するために戦力を分散させる必要があると指摘しています。
ウクライナ東部の戦況は続いていますが、ロシア軍の成功を示す視覚的証拠はまだ見つかっていません。ウクライナ軍と英軍は引き続きロシア軍の攻勢に備えています。
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