「ジャニーズ性加害問題」で心が折れそうになった被害者妻の叫び声

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2023年9月4日、ジャニーズ性加害問題当事者の会見が行われました。その中で、東京新聞の記者が質問をしている最中、俳優の服部吉次さんの妻である俳優の石井くに子さんが急遽登壇し、激しい声を上げる場面がありました。

「こんな壇上に立ちたくなかったんだわ。この人たちに」

会見の後半、ジャニーズ事務所に対する今後の対応や当事者の会の方針について、東京新聞の記者が質問しました。ところが、その最中に石井さんがマイクを持ち、登壇しました。「わかるんだけどさ…」と記者に呼びかけながら、自らの言葉を続けました。

石井さんの夫である服部さんは、7歳の頃にジャニー氏から性的な被害を受けたと告白しており、この日の会見で当事者の会への理解と協力を表明していました。石井さんは、「被害者なんだよ。みんな苦しんでるの。生きるのに必死なんだよ。でも、戦うことは無理なの。死ぬほどつらいって言ってるんだよ!私だって、服部が話してくれてから何回も吐き気を催したし、食欲がなくなったし、胸が痛いんだよ」と激しい声で訴えました。

「こんな壇上に立ちたくなかったんだわ。でも、強くいけないんだよ」

石井さんは、当事者の会の登壇者たちに向かって、「こんな壇上に立ちたくなかったんだわ。もっと大きなステージでみんなに話したかったんだよ。でも、あいつらに潰されたわけじゃないんだ。あいつらに。だから、強くいけないんだよ。強く言ってしまったら、殺されちゃうから」と怒りながら声を震わせ、「生きていくことができないんだよ。傷ついてるから。わかってくれるでしょう?」と涙ながらに訴えました。

この悲痛な訴えが、ジャニーズ性加害問題についての真実を改めて考えさせられる瞬間でした。

Source: 日本ニュース24時間