「お前の息子は嘘つきだ」家族への誹謗中傷も…ジャニーズ事務所“性加害”告発のカウアン・オカモト氏が会見中に涙

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カウアン・オカモト氏が会見中に涙を流す

カウアン・オカモト氏は、東京・丸の内の日本外国特派員協会で8日に記者会見を行いました。

カウアン氏の勇気ある告発

今年4月、カウアン氏はジャニーズ事務所創業者であるジャニー喜多川氏による性加害について、初めて実名と顔出しで告発しました。7日にはジャニーズ事務所が会見を行い、藤島ジュリー氏が社長を辞任し、東山紀之が新社長に就任することが発表されました。藤島ジュリー氏は故ジャニー喜多川氏による性加害問題を認め、謝罪しました。

カウアン氏とジュリー氏の対面

カウアン氏は「なるべく早いタイミングで僕の気持ちをお話し、僕自身も次のステップに進みたいと思っている」と述べました。また、4月の会見後にジュリー氏と直接会う機会があったことを告白しました。「ジュリーさんという方に1人の人間として接することができる貴重な機会だった。お会いして早々、僕が苦しい思いをしてきたことについて謝ってもいただいた。僕が経験したこと、それによって苦しんだことについて寄り添ってくれようとする気持ちは感じた」と述べました。

人生の変化と家族への思い

質疑応答の中で、「人生の中で何が変わったか」と聞かれたカウアン氏は、「人生で何を大事にしているか、人と関わっていると、それが明らかに出る。名声やお金にだけ執着している人たちは、僕が言っていることは理解できない。僕の話を聞いて、情熱を持って、家族が苦しんだときに『本当につらいんだ』『こういう日本を変えたい』と思ってくれる人がたくさんいたので、僕はそういう方々を大切にしていきたい」と答えました。また、「一番つらいのは、僕のお母さんだ。お母さんに言えなかったことがいっぱいある。そういう思いは二度とさせたくない」と語りました。

家族への誹謗中傷への苦悩

カウアン氏は4月の会見後、自身の家族にも誹謗中傷が及んだと明かし、「『お前の息子は嘘つきだ』『売名だろ』とか、今も言われていると思う。そういうことにこれ以上、家族や自分の気持ちを置きたくない」と時折、涙を見せながらコメントしました。

この告発により、「本当にこんなことがあったのか。誰が隠していたのか。一番、夢を与えてくれたジャニーズ事務所が、裏ではそういうことがあった。みんなが衝撃を受けたと思うし、15歳だった僕も信じられなかった。何を信じていこうか、ステージに立つことを本当に悩んだ時期がたくさんあった。この会見を最初にやるときも、僕を支えてくれた家族や友達がいた。認められてから『お前すごいじゃん』って言うのは簡単だ。でも、最初から誰も信じてくれないときに、誰がそばにいてくれたか。それがすべてだ」とカウアン氏は語りました。

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日本ニュース24時間: link

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