古舘伊知郎、ジャニー氏のうわさについて語る―男色であっても性加害とは思わず―

古舘伊知郎が反省、ジャニー氏のうわさ”夜ヒット”司会当時に聞くも「男色であっても性加害とは思わず…」

フリーアナウンサーの古舘伊知郎(68)が、読売テレビ「そこまで言って委員会NP」で代打司会を務めた際、ジャニーズ事務所の故ジャニー喜多川元社長の性加害問題について語りました。

ジャニーズ事務所の現状とジュリーさんの役割

7日の会見で、ジャニーズ事務所はジャニー氏の性加害を認め、謝罪した上で、藤島ジュリー景子氏が社長を退任し、少年隊の東山紀之さんが新社長に就任し、年内での芸能活動引退を発表しました。また、事務所名の変更は行わず、改革に取り組む方針を示しました。

古舘は、「ジュリーさんが社長を降りても、代表取締役のままで、全株を所有しています。もし、ジャニーズの名称変更を行わずに事業を継続するのであれば、株を売却し、その大部分を性被害者への賠償金に充てる必要があるのではないか」と指摘しました。「ジュリーさんが過去のジャニーズ事務所の栄光と共に負うべき責任は非常に重いと思いますが、これは国際的な問題となっていますので、対応せざるを得ないと思います」と述べました。

メディアの報道に対しての反省

古舘は、「私もアナウンサーとして勤務し、フリーになってからも長い間、夜のヒットスタジオなどの司会を務めてきましたので、様々な噂を聞いてきました」と回想しました。「ジャニーさんが男色であっても、当時の感覚では性加害とは思われないものとして、都合よく噂が広まったのだと反省しつつ、振り返っています」と述べました。

ジャーナリストの須田慎一郎氏は、「テレビ局や新聞社、出版社など、あらゆるメディアがジャニーズを利用して利益を得てきた。しかし、ビジネスモデルが崩れたため、一斉に攻撃や批判が始まった。非常に不快な構図だ。噂に関しては無視し、ただ利益を追求してきたのは、テレビ局や新聞社、出版社の責任ではないか?」と厳しく語りました。

古舘は、「須田さんの指摘は重いですね。長年、テレビで仕事をしてきた立場から言うと、噂を耳にしたまま放置していたことは不作為だけでなく、告発本にはリアルな証言もあったにもかかわらず、それを無視してきたことについて、反省しています」と述べました。

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