Booking.comに偽情報? 実際に行ってみると「空き家」が待っていた
19歳の男性は、人気の旅行予約サイトで「高級ホテル」を予約したところ、夏の思い出が台無しにされました。男性は「本当に悲しくてたまりません。許せない」と憤慨しています。
予約したホテルは存在しなかった
男性は友達と旅行をするため、8月10日に世界最大級の旅行予約サイト「Booking.com（ブッキングドットコム）」で、千葉県内のホテルを予約しました。そのホテルは、新しくオープンしたばかりで、バーベキューやお風呂の写真も掲載されていました。しかし、男性が現地に行ってみると、そこには「架空のホテル」ではなく「空き家」が存在していました。取材班は、サイトに掲載されていた住所である千葉県一宮町に向かいましたが、そこには広々としたテラスではなく、雑草の生い茂った庭が広がっていました。
被害者は詐欺だと確信
男性はすぐに「詐欺だ」と確信しました。彼の言葉を借りれば、「田んぼと小さな家と草…本当にショックで悲しかった。1回落ち着いて確認しようと話し合いになって、もしかしたら住所が間違っているのかもしれないと考えました。現実を受け止めたくなかったです」とのことです。
そもそも、男性が利用した「Booking.com」は、宿泊施設と利用者をつなぐサイトです。利用者は、Booking.comに掲載されたホテルなどを見つけて、そのホテルを予約します。しかし、偽のホテルが掲載されたページを見ると、おかしな日本語表記がありました。「Designer’sVILLAガスBBQ（無料） 外風呂大型テラス海3分は、ホットタブを提供しています」という文言が目立ちます。さらに、サイトにはホテルの連絡先情報も一切掲載されておらず、取材時点では予約することもできなくなっていました。
被害にあった男性は、宿泊費の約33,000円がBooking.comから返金されました。しかし、彼は「旅行費全額返金してもらわないと本当に困ります。夏休みが台無しにされて非常に悲しいです」と話しています。宿泊費以外にも、レンタカー代やその他の旅費で約100,000円もかかったそうです。
この件に関連して、サイトの口コミには「このホテルは詐欺です」という投稿もあり、他の被害者もいる可能性があります。近隣住民たちは「10人くらいが訪れた」「この辺をウロウロする見知らぬ人たちを見て気の毒だと思う」「とんでもないことだよ。いつから（詐欺に）利用されていたのか」と話しており、偽のホテルを訪れる人々を目撃していることが明らかになりました。
この記事のソースリンク: 日本ニュース24時間
