「ご飯から納豆みたいな糸」“人気駅弁”で食中毒か 295人が体調不良…専門家「ご飯にも食中毒菌の可能性」

駅弁

最近、青森県八戸市の有名な駅弁店で食中毒が発生し、多くの人々が体調不良を訴えています。青森県八戸市を拠点にしている老舗駅弁店「吉田屋」が製造した弁当を食べた人々に、食中毒の疑いが浮上しているのです。この問題について、専門家は「ご飯にも何らかの食中毒菌がついている可能性がある」と指摘しています。

295人が体調不良など訴え

「吉田屋」は青森県八戸市で創業明治25年を誇る老舗駅弁店です。この店では、ウニやいくらなどの海鮮をふんだんに使った美味しい駅弁が人気を集めています。そのため、デパートの駅弁フェアではいつも大行列ができています。また、「惣菜・べんとうグランプリ」では毎年金賞を受賞するほどの有名店です。

しかし、今回の問題により、駅弁を食べた295人が体調不良を訴えています。報告があったのは1都23県で、対象の商品は9月16日と17日が消費期限のいくらやうに、ホタテなどが入った海鮮系の駅弁11種類です。被害を受けた人たちは驚いており、「まさか吉田屋さんがこんなことになるなんて」と口々に話しています。

駅弁店

消費期限内なのに「納豆みたいに糸引いてた」

被害が相次いだ一人の男性は、静岡県内の薬局で「海女のうに弁当」を購入しました。男性は「(食べたら)ちょっと刺激がするというか、ピリッとするというか、下の方のご飯を持ち上げたら納豆みたいに糸を引いていた」と話しています。消費期限は午後10時でしたが、男性は昼の時点で異変を感じたため、食べるのを中止しました。しかし、吐き気がしてきてしまい、体温も38.4度に上がったといいます。

さらに、埼玉県でも大手スーパー「ヤオコー」で販売された吉田屋の駅弁を食べた10人が体調不良の症状を訴えました。このような報告が今後も増える可能性があるため、関係機関は注意を呼びかけています。

食品問題評論家の垣田達哉氏は、駅弁のご飯に異常があるとの報告があることから、「ご飯にも何らかの食中毒菌がついている可能性がある」と指摘しています。また、原因については「輸送中に、お店の工場の暖かい場所に置いてしまったなど」との見解を示しています。

吉田屋の社長はホームページで謝罪し、保健所と共に原因を調査中であることを明らかにしました。判明するまで一時的に製造販売を自粛するとしています。

もし吉田屋の駅弁を購入予定の方は、今回の食中毒に注意してください。

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