キューバの10代の少年は、ロシア軍の建設業務の仕事のオファーを受けたという。しかし、彼は気付けばウクライナとの戦闘の最前線に送られていたと報じられています。この出来事について、アメリカ国務省は「深い懸念」を示しています。
ロシアの誘いにより戦闘地に
キューバの少年は、ロシア軍の「建設業務」の仕事のオファーをワッツアップ(WhatsApp)で受けました。しかし、彼が気付いた時には既にウクライナとの戦闘地に送り込まれていました。この出来事についてタイム誌が報じたことで、アメリカ国務省は懸念を示しています。
ベガス・ディアスさんの体験
19歳のアレックス・べガス・ディアスさんとその友人は、軍事基地に連れて行かれ、武器を身につけさせられた後、戦闘最前線に送り込まれました。タイム誌によると、彼は病院に搬送され、回復後は再び前線に送り戻される予定だと言います。
彼は「ウクライナで起きていることはひどい。頭にひどい怪我を負った人に出会ったり、人々が殺されるのを目の当たりにしたり、爆弾が自分のすぐそばに落ちてくると感じている」と話しています。彼はさらに、「キューバ人の中にも命を落とした人、行方不明になった人がいる。戦争が終わるまでこれが続くのだろう」と述べています。
キューバ政府の立場に疑問符
タイム誌によると、ベガス・ディアスさん以外にも数百人のキューバ人がロシア軍に採用されていると報じられています。これらの勧誘活動については、キューバ政府が中立を保つためにこのような言葉を使っているのではないかとの疑惑もあります。
アメリカ国務省のコメント
アメリカ国務省は、キューバの若者たちがロシアのために戦うよう勧誘された可能性について、深い懸念を抱いています。彼らは「この状況を注意深く監視し続ける」とコメントしました。
この出来事を通じて、アメリカではベガス・ディアスさんのような新兵が騙されて仕事のオファーを受ける可能性について懸念されています。
【参照リンク】
日本ニュース24時間: ロシアの「建設」の仕事に就くはずが… キューバの少年、気付けばウクライナとの戦闘の最前線に
おしまい