「ジョニー・ソマリ」と名乗るアメリカ国籍の男性が、大阪の繁華街で迷惑行為を繰り返し、建設現場に無断で侵入した疑いで逮捕されました。この男性は、不気味な覆面をかぶって大阪の街を歩き回り、その行動を動画配信していたのです。
逮捕時も“配信”続け…
男性は立ち入り禁止のバーを乗り越え、ホテル建設中の現場に一人で侵入しました。その様子は撮影され、作業員たちの驚きと困惑が伺えます。しかし、進んでいく男性は聞く耳を持たず、さらに奥へと進んでいきました。
作業員たちは「出ろ！出ろ！外に出ろ！」と男性に迫りますが、男性は「フクシマ！フクシマ！」と叫びながら抵抗しました。その結果、作業員たちは男性を引きずり出し、建設現場から追い出しました。
建設現場の関係者は、「なぜ『福島』と叫んでいたのか理解できません。不法侵入は迷惑以外の何物でもありません」とコメントしました。この男性こそが、「ジョニー・ソマリ」と名乗り迷惑行為を繰り返していたアメリカ国籍のイスマエル・ラムジー・カリド容疑者（23）でした。
カリド容疑者は逮捕された瞬間でも動画配信を続けており、警察官によって逮捕された状況もそのまま映像に収められていました。カリド容疑者は逮捕状を突きつけられても、「何が問題なんだ」と平然とした態度を取っていました。
繰り返す迷惑行為で「入店拒否」の店も
カリド容疑者は日本に滞在し、日々迷惑行為を繰り返していました。その様子は大量の動画として配信されていました。
彼はコンビニの店内で大音量で音楽を流し、店員に暴言を吐いたり、1000円札を投げつけたりするなど、様々な行為を行っていました。また、通天閣近くの繁華街でもカリド容疑者の迷惑行為が頻繁に目撃されていたとのことです。
さらに、大阪・新世界の串焼き店では、カリド容疑者がスマホから「不快なノイズ音」を流し続け、店員に追い出される事態が発生していました。そのため、店舗側はカリド容疑者を出入り禁止にしました。
店員は、「彼は何度も店に来ていて、大声で入ってきたりしていました。『原爆』のようなことをずっと言っていて、他のお客さんに迷惑をかけないように入店拒否しました」と語っています。
カリド容疑者は日本人を誹謗中傷する発言も繰り返しており、その行為は本当に迷惑極まりないものでした。このカリド容疑者と一緒に動画を撮影していたブランチ・ジェレマイア・ドウェイン容疑者（24）も建造物侵入の疑いで逮捕されています。
現在、警察は容疑者たちの他の動画にも犯罪行為がないか調査を行っています。
