ジャニーズ被害者の会代表、警察に被害相談 中傷数万件の実名告発に対して

ジャニーズ喜多川氏の性加害問題を告発した後のSNS上での中傷

ジャニーズ界での性加害問題に対し、被害者が実名で告発した後、SNS上での中傷が相次いでいることが明らかになりました。この問題を取り上げている「ジャニーズ性加害問題当事者の会」代表の平本淳也さん(57)は、22日、神奈川県内の警察署を訪れ、被害相談を行いました。

中傷の数は数万件に及ぶ

平本さんに対するSNS上での中傷は数万件にも上り、その内容は「死ね」「生きる資格がない」「消えろ」といった罵倒的な文言が書き込まれたそうです。この状況について平本さんは、「恐怖を感じながら不安な中での生活が続いている。精神安定剤や睡眠薬を服用する現状がある」と心境を語りました。

名誉毀損の刑事告訴も視野に検討中

平本さんは今後、中傷に対して名誉毀損などの法的措置を講じるため、警察署と相談を進める予定です。警察署は「受理に向けて一緒に進めていきたい」と協力を表明しています。

このような問題が起きていることが明らかになったことで、ジャニーズ界のみならず、芸能界全体でセクシュアルハラスメントや性加害の問題が注目されるようになりました。被害者の声が広がり、問題解決への一歩が踏み出されることを願うばかりです。

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記事のURL: 日本ニュース24時間

出典:朝日新聞社