ジャニーズの紅白出場半減か 性加害問題の動向次第で事務所が出場辞退の申し出も

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ジャニーズ事務所の創業者であるジャニー喜多川氏(2019年死去)の性加害問題により、大晦日の第74回NHK紅白歌合戦に出場するジャニーズ事務所所属のアーティストが例年の5~6組から半減する見込みであることが21日、明らかになりました。東山紀之新社長(56)が10月2日に会見し、社名を変更して再出発を図る計画を持っていますが、ジャニーズ事務所の今後の動向によっては、出場辞退を申し出る可能性もあるようです。

紅白歌合戦の出場者が半減か

関係者によると、NHKはジャニー氏の性加害問題や、ジャニーズ事務所の会見などを含む一連の対応、さらに多くの企業がCM起用を見送るなどの世論の動向を受け、ジャニーズ事務所所属のタレントの紅白歌合戦出場について再考しています。出場者が例年に比べて半減する可能性が高いようです。

今月7日に東山や藤島ジュリー景子氏(57)らが行った会見後、NHKは「多くの未成年者が被害に遭う中で、メディアとしての役割を十分に果たしていなかった」と述べ、紅白歌合戦の出場については「所属事務所の人権を尊重する姿勢なども考慮して、出演者の起用を検討したいと考えております」とコメントしました。その後も、11日の「クローズアップ現代」(月〜水曜・後7時半)でジャニー氏の性加害について特集を組むなど問題提起を続けているようです。

近年の紅白歌合戦では、ジャニーズからは5〜6組が出場してきました。2015年と2020年には、白組の約3分の1を占める7組(2020年はSnow Manが辞退)が選ばれ、大きな存在感を示してきました。出演者だけでなく、中居正広(51)は白組5回、紅組1回で司会を務めてきました。2010年からは、嵐が5年連続で白組司会を務め、その後も井ノ原快彦(47)、相葉雅紀(40)、二宮和也(40)、櫻井翔(41)が大役を果たしてきました。

今年は、King & Princeがオリコンの上半期アーティスト別売り上げランキングで首位を獲得しました。また、Snow Man、SixTONES、なにわ男子なども上位に名を連ねており、紅白歌合戦への出場資格を持っているアーティストたちですが、関係者によると、NHKの方針に加え、社名変更を固めたジャニーズ事務所から出場辞退を申し出る可能性もあるようです。

さらに、最近では、世界的にトレンドとなっている韓国出身のK-POPアーティストが台頭してきています。昨年は、紅組でIVE(アイヴ)とLE SERAFIM(ル・セラフィム)が初出場しました。今年は白組でも注目される流れもあり、ジャニーズの紅白出場に大きな変化が訪れる可能性があります。ジャニーズ事務所の性加害問題と韓流の台頭によって、年末の風物詩が大きく変わるかもしれません。

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