ロシアが黒海艦隊司令官の死亡情報を否定 「本人映像」も公開

ロシア黒海艦隊司令官のソコロフ氏
ソース:日本ニュース24時間

ロシアの黒海艦隊司令官であるソコロフ氏の死亡情報が否定されました。さらに、ロシア国防省系メディア「ズベズダ」が映像を公開し、ソコロフ氏のインタビューに応じる様子を見ることができます。

ソコロフ司令官の生存を主張

ロシアのペスコフ大統領報道官によると、ウクライナ軍は22日のミサイル攻撃でソコロフ司令官を殺害したと主張していましたが、実際にはソコロフ司令官は26日の会議に出席していたとされています。CNNや英紙ガーディアンなどの報道によれば、ペスコフ氏は27日に「黒海艦隊司令官(ソコロフ氏)は昨日の会議に出席し、我々と話した」と述べました。また、ズベズダはソコロフ氏が黒海艦隊のサッカーチームの表彰式に出席する映像を公開しました。表彰式は数日前に予定されていましたが、延期されていたようです。

ソコロフ氏のコメント

公開された映像では、ソコロフ氏が記者団に対して「セバストポリで起きたこと」についてコメントを求められ、以下のように述べています。「何事も起きていない。黒海艦隊は任務を果たしている」とソコロフ氏は語っています。また、ズベズダは26日にも、ソコロフ氏がショイグ国防相らとのビデオ会議に出席した映像を公開していました。

ウクライナ軍幹部の発表

一方、ウクライナ軍幹部は27日、ロシアの民間軍事会社ワグネルの戦闘員数百人がウクライナ東部の前線に戻ってきていると明らかにしました。ただし、戦闘員は各地に散らばっており、「秩序立った統合的な軍事組織」になっていないため、戦況に大きな影響を与えることはないとされています。

まとめ

ロシアの黒海艦隊司令官ソコロフ氏の死亡情報が否定され、生存が確認されました。ロシア国防省系メディア「ズベズダ」が公開した映像には、ソコロフ氏のインタビューやビデオ会議に出席する様子が収められています。一方、ウクライナ東部ではロシアの民間軍事会社ワグネルの戦闘員が動き出しているとされていますが、影響は限定的なようです。

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