立民・枝野氏、衆院の「野党共闘」に軸足 第一党の座揺らぎ

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会見で記者団の質問に答える立憲民主党・枝野幸男代表=31日午前、国会内(春名中撮影) 
会見で記者団の質問に答える立憲民主党・枝野幸男代表=31日午前、国会内(春名中撮影) 

 立憲民主党の枝野幸男代表が衆院での「野党共闘」に重きを置き始めた。先の参院選で国民民主党との感情的な対立を招いた結果、参院での野党第一党の座が揺らぎつつある。共闘路線への傾倒は、関係が比較的良好な衆院で足場を固める狙いが透けてみえる。

 「来る衆院選に向けてどう連携を深められるかをお話しさせていただいた」

 枝野氏は31日の記者会見で、参院選で共闘した主要野党の党首らと相次ぎ会談した狙いについて、そう説明した。

 枝野氏は7月26日に国民民主の玉木雄一郎代表と共産党の志位和夫委員長、同30日に衆院会派「社会保障を立て直す国民会議」の野田佳彦代表、31日に衆院会派「無所属フォーラム」の岡田克也代表と国会内で会談し、秋の臨時国会で政府・与党に対峙(たいじ)していく方針を確認した。記者団には「しっかりと連携を強化し、政権のさまざまな問題点についてきちんと国民に伝えていかなければならない」と語り、野党共闘を維持する考えを強調した。

 立民は先の参院選で改選9議席を17議席に増やした。しかし、国民の現職が4選を果たした静岡選挙区(改選数2)に新人候補を“刺客”として送り込んだことなどが選挙後の野党連携に暗い影を落としており、立民の関係者は「遺恨だけが残った」と肩を落とす。

 参院選後の野党勢力は立民会派が36人、国民会派が26人、日本維新の会の会派が16人。ただし、立民への「意趣返し」とばかりに国民と維新が憲法改正を軸とした統一会派を結成すれば、立民は野党第二会派に転落するだけでなく、改憲のブレーキ役も果たせなくなる。

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