トランプ前大統領が下院議長選に出馬? 国と共和党のためなら何でもする

米国の下院では、マッカーシー議長の解任により法案採決が行われなくなり、共和党は下院議長候補の調整に取り組んでいます。こうした中、トランプ前大統領が自身を下院議長候補として売り込む動きをしていると、POLITICOが報じ、注目を集めています。

下院議長にトランプ前大統領が就任すればバイデン政権のウクライナ支援継続は絶望的になるだろう

共和党関係者によれば、トランプ前大統領は検討中の下院視察で自身を下院議長候補として売り込むことに前向きな姿勢を示しています。ただし、トランプ前大統領は既に2024年の大統領選挙に名乗りを上げており、下院議長選に出馬するかどうかは不明です。

出典:The White House

共和党規則によれば、下院議長には議員である必要はありませんが、これまでに議員ではない人物が議長に選出されたことはありません。また、共和党指導部のメンバーは、2年以上の禁固刑が課される罪で起訴された場合には身を引かなければなりません。それにも関わらず、いくつかの共和党議員は「トランプ前大統領の議長選出馬」を支持しており、本人もメディアに対して「多くの人が議長選について電話を掛けてきた。私は国と共和党にとって最善と思われることは何でもする」と述べています。そのため、トランプ前大統領が下院議長に就任する可能性はゼロではありません。

トランプ前大統領は「プーチン大統領の条件で24時間以内に戦争を終結させることができる」と公言しているため、下院議長に就任すればバイデン政権のウクライナ支援継続は絶望的になるでしょう。

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※アイキャッチ画像の出典:U.S. Air Force photo by Airman 1st Class Monica Roybal

記事のソースリンク:日本ニュース24時間