ウクライナ、ポーランドなど3か国への”輸入禁止”訴訟中断、解消は数週間から数か月後かも

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ウクライナ政府が、自国の産穀物に対しポーランドなど3か国が続ける輸入禁止をめぐり、世界貿易機関(WTO)に訴えた裁判が進行中であることが明らかになった。しかし、ウクライナ側が訴訟手続きを中断したことも発表された。この問題は数週間から数か月で解消される見通しであるという。

ポーランド、ハンガリー、スロバキアの3か国は、農家を保護するためにウクライナ産穀物の輸入禁止を継続しているが、先月、ウクライナ政府はこれが国際ルールに反しているとして、WTOに提訴した。

AFP通信によれば、ウクライナのカチカ通商代表はベルギーでの訪問中に、WTOでの訴訟手続きを中断することを明らかにした。カチカ通商代表は、「この問題は数週間から数か月で解消されるだろう」と述べ、今後の展開についての見通しを示した。

ウクライナへの支援疲れの拡大が懸念される中、スロバキアの総選挙では、ウクライナへの軍事支援停止を訴える野党が第1党となった。ウクライナは、穀物輸出に関する問題を解決し、支援の継続を図りたいと考えている。


ソースリンク:日本ニュース24時間