段ボールメーカーが「段ボール授乳室」に疑問符をつける理由

段ボール授乳室

皆さん、こんにちは!今日は、ちょっと気になるニュースをお届けします。最近、ネット上で「段ボール製の授乳室」が話題になっているんです。道の駅に設置されたこの授乳室は、軽くて強い特性を持つ段ボールを活かして作られているんですが、なぜか賛否が分かれているんですよね。

賛否両論の「段ボール授乳室」

道の駅に設置された“段ボール授乳室”

この段ボール授乳室は、幅約1m、高さ約2mの箱状で、重さは約20kgです。中にはイスがありますが、カギもドアもなく、入り口はカーテンで仕切られています。この授乳室には、批判的な意見が相次いでいます。「使用中だとわかると、いたずらされそう」「授乳中だと逃げられないから怖い」「衛生面でもプライバシー面でも不安」といった声が多いんです。

しかし、島根県の丸山達也知事は、「100点じゃないから供用すべきじゃない、というのは間違った考え方です。『ああいうものでもいいから使います』という人がいるのなら、供用し続ければいいと思いますけどね」と反論しています。

子育て応援の一環としての取り組み

段ボール授乳室

実は、この段ボール授乳室は国土交通省による「子育て応援」の一環なんです。道の駅では、ベビーコーナーの設置率を増やす取り組みが進んでいます。2019年度のわずか4%から、2025年度までに50%以上に増やすことが目標とされています。

この方針に基づき、日本道路建設業協会が授乳室を選定し、寄贈しました。段ボール授乳室は、今後の3年間で全国の道の駅に150セット設置される予定だと言います。なぜこの授乳室を選んだのかというと、「コストが安く、一定量の寄贈が可能。設置後も移動ができ、災害時に活用できる」という理由があるんです。

段ボール業界の関係者の意見

段ボール業界の関係者は、どう受け止めているのでしょうか?段ボールメーカー「Jパックス」代表取締役の水谷嘉浩氏は、段ボール授乳室について「イエスかノーかでいくと、私もノー」と語りました。水谷社長は、東日本大震災をきっかけに段ボールベッドを開発し、被災地で2万台以上を提供してきた経験を持つ方です。

水谷社長は、「段ボール自体は非常に便利なもの。便利ということは加工がしやすいわけです。比較的安価で、いろんな形に切っていって、いろんなものがアイデア次第でいくらでもできる。ただ、安全性や快適性などの目的にはあまり適していないと思うんです」と語っています。

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いかがでしたか?段ボール製の授乳室についての話題、興味深いですよね。段ボールの軽さや強さを生かして、授乳室を作る試みは新鮮ですが、安全性や快適性には疑問符がつくようです。

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