イスラエル軍、ガザを包囲!ロケット弾攻撃は激化…双方の死者が1700人を超える

イスラエル軍とガザの激戦
9日、イスラエルの攻撃を受け、ガザに炎と煙が立ち上った(写真:ロイター)

エルサレム=福島利之、笹子美奈子による報道によれば、イスラエルとパレスチナ自治区ガザを支配するイスラム主義組織ハマスとの戦闘が続いています。イスラエル軍は、自国の南部を奪還し、ガザを包囲しました。この間、ハマスもロケット弾攻撃を行っています。現在、イスラエルとガザにおける死者数は1700人を超えています。

イスラエル軍がガザを包囲

イスラエル軍の報道官によれば、イスラエル軍はガザ周辺の境界線を完全に包囲しました。戦車や兵士が配置され、人や物資の流れを止めるだけでなく、電気や水道の供給も停止させています。報道官は「この24時間、ガザへの戦闘員の侵入を一切許さなかった」と強調しています。また、イスラエル領内で約1500人のハマス戦闘員の遺体が見つかったとも明かされました。今後も被害が拡大する可能性があるとのことです。

イスラエル軍の予備役招集とハマスの主張

イスラエル軍は、9日に過去最大規模の30万人の予備役を招集しました。幹線道路では戦車が南部に向かって進んでいます。地上作戦が始まる予感が漂っています。

一方、ハマスとガザの武装組織「イスラム聖戦」は、兵士や市民約130人を人質にしていると主張しています。9日、ハマスの報道官は空爆を停止しない場合、人質を殺すとの声明を発表しました。ハマスは、イスラエル軍の空爆で人質のうち4人が死亡したとも主張していますが、真偽は確認されていません。

イスラエル軍の空爆とヒズボラの攻撃

イスラエル軍は、10日未明にガザ南西部のハンユニスにあるハマスの拠点を含む200か所を空爆しました。9日にハマスが発射したロケット弾がエルサレムの2か所に着弾し、8人が負傷しました。

一方、北部の国境では、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラがガザ周辺での戦闘に乗じて攻撃を行い、イスラエル軍は二正面での作戦を強いられています。北部にも兵力を投入し、国境を固めるとともに住民に避難を促しています。ロイター通信によると、9日にはイスラエル兵1人がヒズボラとの交戦で死亡し、ヒズボラの民兵5人もイスラエル軍の砲撃で死亡しました。

イスラエル軍とガザの戦いは激化しており、両者の死者数は1700人を超えています。ネタニヤフ首相はテレビ演説で「ハマスは残忍だ」と非難し、イスラエルの勝利を確信しています。

以上、イスラエル軍とガザの激戦の最新情報でした。


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