アウディーイウカ方面の戦いが激化、ロシア人は防衛ラインの突破を主張

ロシア人とウクライナ軍の戦闘が激化していることを報告します。ロシア軍は防衛ラインを突破し、クラスノホリフカ郊外の高台を占領し、さらにベルディチ郊外にも足場を築いたと主張しています。一方、ウクライナ軍はアウディーイウカ方面の戦闘の激化を認めつつも、全ての攻撃を撃退したと主張しています。しかし、現時点では双方の主張を裏付ける視覚的証拠はまだ提出されていません。

ロシア軍とウクライナ軍の一致点

ロシア人のミルブロガーが運営する「Рыбарь/RYBAR」は、アウディーイウカ方面について次のように報告しています。「ロシア軍が防衛ラインを突破し、クラスノホリフカ南西の高台を占領しました。この場所からは、アウディーイウカを見下ろすことができ、街の包囲を容易にするでしょう。さらに、ロシア軍は線路を越えてベルディチ郊外に足場を築くことにも成功しました」とのことです。

出典:GoogleMap アウディーイウカ周辺の戦況/管理人加工(クリックで拡大可能)

ウクライナ軍の参謀本部も、「ロシア軍がアウディーイウカ方面での攻撃を大幅に強化した」と発表しました。敵は戦車や装甲車輌に支援された最大3個大隊を投入し、アウディーイウカ、トネネキー、ケラミック、ペルヴォマイスキー方向で攻撃を激化させ、過去24時間で108件の衝突が発生したとのことです。しかし、ウクライナ軍は全ての攻撃を撃退し、ポジションを保持しているとしています。ただし、現時点では双方の主張を裏付ける視覚的証拠はまだ提出されていません。

ベルギーのF-16提供についての謎

さらに、ベルギーのデドンデ国防相が「我が国は2025年にF-16をウクライナに提供する」と発表しました。しかし、米議会はベルギーが要請した「アルゼンチンへのF-16売却」を承認しているため、ベルギーがウクライナにF-16を何機提供できるのかは本当に謎です。

ウクライナはオランダとデンマークとの合意により、2025年までに最低でも42機のF-16を提供する予定です。また、アルゼンチンはデンマークからF-16を取得するか、バイデン政権が売却を通知する可能性があります。米議会がデンマークからアルゼンチンへのF-16売却を承認した背景には、中国への対策があるとされています。

※アイキャッチ画像の出典:ГенеральニйштабЗСУ

ソースリンク:https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/battle-intensifies-in-audiiuka-area-russians-insist-on-breaking-through-the-defense-line/

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