「#りんたろー逮捕へ」に本人の思いは「見ていない人がダメだと言うのはどうかな」 兼近「SNSではお笑いが出来ない」

りんたろー。

9月末にネット上で一気に広がった「#りんたろー逮捕へ」。実際には逮捕されていないのに、そのタグが物議を醸しました。実は、このタグはある番組のプレゼント企画で別の芸人が出した応募キーワードだったのです。しかし、事情を知らない人たちは驚いたり批判したりしてしまいました。

「#りんたろー逮捕へ」物議の経緯

ネタだとわかる人もいるかもしれませんが、最近ではSNS上のネタが炎上することが増えています。真面目さや正しさが求められる現代社会で、少しのおふざけも許されないのでしょうか。この件について、『ABEMA Prime』で議論が行われました。

りんたろー。さんは自身のハッシュタグについて、「番組上で盛り上がってできたノリです。見ている人は理解してくれますが、全く関係のない人がダメだろうと言うのはどうかなと思います。ただ、パートナーの実家からも心配な連絡が来てしまったので、心苦しさを感じています」とコメントしました。

兼近大樹

EXITの兼近大樹さんも、「公園でルールの中で鬼ごっこをしているのに、タッチした瞬間に“暴力だ!”と言われているような感覚ですね。ただ、切り取られた一瞬を見ている人たちからすると、“ヤバい薬を売買している瞬間を見つけた。それを止めているんだ”みたいな感覚を持っているのでしょう。コミュニケーション不足もあると思います」と述べています。

兼近さんはさらに、「リアルな世界でのコミュニケーションでは、誤解も解けるしリアクションもできますが(SNSだと)対人間じゃないので、フェアじゃないからお笑いができないんです」と違いを強調しました。

夏野剛氏は近畿大学情報学研究所所長としてSNS上の発信について語りました。「いろいろな意見がある中で、“僕からはこういうふうに見えている”という発言の機会になります。そうした意見を見ることで、新たな視点を持てる人もいるでしょうし、救いだと感じています。ただ、攻撃的な人の声が大きくなってしまい、支持してくれる人は何も言わずに静かに応援してくれるので、とても難しいですね」と指摘しました。

まとめ

SNS上では、一瞬の出来事やニュアンスが拡散されることで、誤解や批判が起きることがあります。お笑い芸人のりんたろー。さんと兼近大樹さんは、SNSにおけるコミュニケーションの難しさやフェアさについて話しました。意見の多様性や敵対的な声がある中で、自分の意見を発信することは難しいですが、それでも新たな視点を持つ人にとっては意義のある行為と言えるでしょう。

記事の元のリンクはこちらです。

日本ニュース24時間