中国の地方銀行が「現金の壁」を作って不安解消

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最近、中国の地方銀行でお金に関する問題が起きたようです。顧客の不安を解消するため、銀行は店内に「現金の壁」を作りました。この騒ぎの原因は、中国の不動産大手「恒大集団」と銀行の関係についての情報がインターネットで拡散されたことです。

融資銀行リストの拡散による騒ぎ

中国メディアによると、河北省の地方銀行で、顧客がお金を引き出すために殺到し、騒ぎが起きたと報じられています。この銀行の名前が「恒大集団」への融資銀行リストに掲載されていたため、預金者たちは不安を感じて銀行に詰めかけたようです。

銀行はこの騒ぎに対して、「ネット上の情報は非常に不正確で、実際の融資額はわずか3億4600万元である」とコメントしました。また、銀行は顧客の不安を解消するために、店内に人民元の札束の山を築いて見せるなどの対応をしたそうです。

預金の返済は保証されるとの呼びかけ

情報拡散に関与した人物が公安当局に拘束されていると報じられており、中国メディアは「銀行が破綻しても預金の返済は保証される。預金者はまずは落ち着いて考えるべきだ」と呼びかけています。

このような事態が顧客の不安を引き起こし、銀行側も対策を迫られることは避けられません。しかし、銀行は預金者の利益を守るために最善の努力をしていることを忘れずに、冷静に対応することが大切です。

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