ウクライナ軍、ロシアが攻勢強める東部要衝「堅守」

ウクライナ・ドネツク州アンディーウカ付近のロシア軍の陣地を攻撃するウクライナ軍(2023年6月23日撮影)。【翻訳編集】AFPBB News

ウクライナ軍は、ロシア軍が攻勢を強める東部ドネツク州アウディーウカにおいて、自軍が堅守していると主張しています。これに対して、ロシア側は先に同町で形勢が好転していると発表しています。

アウディーウカの重要性

ウクライナ側にとって、アウディーウカは象徴的かつ戦略的にも重要な地域です。この町は、2014年に親ロシア派勢力によって掌握され、ロシア側が実効支配するドネツク市に近い位置にあります。

ウクライナ軍の勇敢な堅守

ウクライナ軍参謀本部の報道官は、「わが軍は勇敢にも防衛を続けています。アウディーウカ一帯では、敵の攻撃を10回以上撃退しました」と述べています。一方、ロシア国防省はアウディーウカで形勢が好転したと発表しています。

アウディーウカの町長が語る

町長のビタリー・バラバシ(Vitaliy Barabash)はテレビのインタビューで「われわれは全てに耐えました。拠点を守り、全ての攻撃を撃退しました。一部の場所では、反攻も試みた」と述べています。また、彼によれば、アウディーウカが受けた攻撃は、昨年の侵攻開始以降で最大のものだったとのことです。

衝突が続くアウディーウカ

アウディーウカは工業が盛んな町であり、侵攻以前には3万1000人が暮らしていました。しかし、2014年に親ロシア派によって一時的に制圧されて以降、衝突が続いています。町には損傷を免れた建物はなく、水道や電気の供給も停止しています。

以上がウクライナ軍とロシア軍の攻防についての最新情報です。情勢は依然として緊迫しており、両軍の攻勢や堅守が続いています。

Source: 日本ニュース24時間