イギリス、東地中海に海軍艇を派遣 イスラエル首相に支援伝える

イギリスが東地中海に海軍艇を派遣し、イスラエルを支援することが発表されました。この支援の目的は、地域の安定を追跡するための偵察機と海軍の艦船2隻を派遣することです。イギリスのリシ・スーナク首相は、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相との電話協議で支援を確約しました。

イギリスの決意で安定を追跡

派遣される偵察機は13日にパトロールを開始します。その任務は、地域の安定に対する脅威、特にテロリスト集団の武器移動を追跡することです。この取り組みには、偵察機のほかにもヘリコプターや海上哨戒機P8、海軍の一個中隊が関わっています。

スーナク首相は声明で、この軍事支援が事態のさらなる深刻化を防ぐ役割を果たすと述べました。さらに、イギリスはイスラエルおよび地域のパートナーに実質的な支援を提供し、抑止力と保証を与えるために待機しているとのことです。

共に安全を回復し、人道支援を届けよう

今回の計画では、イギリス海軍の機動部隊が来週この地域に移動し、人道支援活動をサポートする予定です。スーナク首相は、「恐ろしい光景」が繰り返されないよう、政府として明確な姿勢を示す必要があると説明しました。彼は、「安全を回復し、ハマスのテロリストによる野蛮な攻撃の犠牲となった罪のない何千もの人々に人道支援が届くよう、この地域の私たちの軍事・外交チームは国際的なパートナーを支援していく」と述べました。

また、スーナク首相はイスラエルやキプロス、地域に展開している軍部隊に対し、有事計画の支援に備えて態勢強化を求めました。

イスラエル南部で起きた攻撃により、多くの人々が犠牲になっています。イスラエルは報復のために空爆を行っており、現在のところ1500人以上が死亡しています。

イギリスの決意と国民の安全確保

イギリスのグラント・シャップス国防相は、今回の軍事支援がイギリスの決意の表明であり、ハマスのテロ作戦を確実に失敗させることになると述べました。一方、イギリス外務省はイスラエルに取り残された国民のため、航空機の手配を始めました。最初の飛行機はテルアビブを出発し、今後数日のうちにさらなる退避便が予定されています。

スーナク首相はイスラエルのネタニヤフ首相との電話協議で、イギリスはテロとの戦いにおいてイスラエルと共にあることを確認しました。また、ハマスがガザ地区の市民の中に紛れていることを指摘し、一般のパレスチナ人の保護と人道支援の促進のためにあらゆる手段を講じる必要性を強調しました。

この電話協議の前に、スーナク首相はエジプトのアブドゥルファタハ・アル・シーシ大統領とも協議を行いました。エジプト国境のラファ検問所を開くことで、イギリス人やその他の人々をガザ地区から脱出させる重要性について話し合ったとのことです。

引用元:イギリス、東地中海に海軍艇を派遣へ イスラエル首相に支援伝える

参考リンク:ニュースソース

日本ニュース24時間