イスラエル軍のガザ地区侵攻、テロ・インフラ排除のための緊急作戦

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イスラエル国防軍は、ガザ地区内でのテロリストの脅威を排除するため、地上部隊による緊急襲撃作戦を展開していることを明らかにしました。ハマスがイスラエルへの攻撃を開始し、イスラエルによる反撃も行われて以来、イスラエルでは1300人以上、ガザでは1900人以上が犠牲になっています。

イスラエル国防軍の報道官は、地上部隊の作戦行動が「テロリストと武器の一掃」、そして「行方不明の人々の捜索」のためだと説明しています。ハマスによって最大150人が拉致され、人質に取られたとのことです。

イスラエル軍の部隊がガザ地区に入ることで、人質の居場所についての手がかりを集めることができたとされています。ソーシャルメディアに投稿された動画によれば、イスラエル軍はハマスのテロリスト拠点と対戦車ミサイルランチャーを空爆したそうです。

一方で、ハマスの軍事部門である「アル・カッサム旅団」は、イスラエル南部のアシュケロンへのロケット弾発射を継続していると主張しています。

イスラエル政府はガザ地区のワディ・ガザ(ガザ渓谷)以北の住民に対し、24時間以内にガザ地区南部に退避するよう通告しました。イスラエルは地上攻撃の準備を進めており、ガザ地区との境界付近に兵士や重砲、戦車を配置しています。

ガザ地区の住民の約110万人が退避対象となります。ガザ市も退避対象の一部となっています。イスラエルからの通告を受けた国連は、人々の移動が壊滅的な人道的影響をもたらす可能性があるとしています。

世界保健機関(WHO)によると、入院患者の避難は困難であると報告されています。ガザ地区では電力や上下水道の供給も停止しており、病院や家庭、事業所などが発電機を使用していますが、燃料も不足してきています。

イスラエルとガザの間の通過地点はすべて封鎖されており、人と物の移動が制限されています。ガザ地区はイスラエル、エジプト、地中海に挟まれた約41キロの領土で、約230万人が暮らしています。

イスラエルによるガザ地区の封鎖は続いており、食料や水、燃料が不足しています。ガザ市や難民キャンプは人口密度が高い地域であり、南へ移動するための幹線道路も1本しかなく、自動車用の燃料も不足しています。

イスラエルとガザの紛争は続いていますが、この状況が一日も早く終わることを願ってやみません。

Source link: 日本ニュース24時間