パレスチナ自治区のガザ地域では、イスラエル軍による新たな退避要請の期限が過ぎ、地上侵攻がさらに近づいているという状況です。
ガザ北部の難民キャンプでは、イスラム組織ハマスへの報復攻撃が15日にも行われ、救助活動が続けられました。
保健当局によると、ガザ地域では今月7日以降、2400人以上が死亡したと発表されています。これは2014年に行われたイスラエル軍の地上侵攻での死者数を上回る数字です。
イスラエル軍は15日、ガザ北部の住民に対し、南部への退避を呼びかけました。これは新たな段階の作戦に備えるためであり、地上侵攻が間近に迫っていることを示しています。
イスラエル側では、戦闘による死者数が約1300人に上っており、14日にはテルアビブで人質の解放を求める抗議活動が行われました。
取材者
「人質になった方々を故郷に戻すため、壁には数多くの名前や写真が掲示されています」
人質の叔父
「私たちは彼らを故郷に戻すために、全力を尽くす必要があると思います」
このような状況の中、ネタニヤフ首相は戦闘に伴い、一部の野党と協力し設立された「挙国一致内閣」を初めて召集しました。首相は冒頭で犠牲者に黙とうを捧げ、「ハマスを壊滅させる」と再度強調しました。
【参考】
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- TBSテレビ