障害者虐待の通報、市が受理拒否 小平の福祉法人で不衛生、暴行も

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社会福祉法人「ときわ会」を巡る問題が浮上しました。東京都小平市で障害者の作業所やグループホームを運営するこの法人において、ダニの発生などの不衛生な状況が虐待のネグレクト(放棄)として内部告発がありましたが、担当課が受け付けを拒否していたことが明らかになりました。

内部告発が拒否される

職員が虐待のネグレクトを内部告発したにも関わらず、小平市の担当課は受理を拒否していたことが判明しました。この問題は、障害者虐待の防止法に基づき、通報が市に義務付けられているにもかかわらず、法人や市の対応に問題があった可能性を示唆しています。

内部資料や関係者の証言によれば、この法人での問題は長期化しており、知的障害者への暴行や暴言が複数の職員によって行われていました。さらに、市には過去にも通報があったにもかかわらず、適切な対応がされていなかったとの訴えもあります。

市の対応が問題視される

厚生労働省は、通常は虐待の発見者が市町村に通報することを義務付けています。しかし、小平市は取材に対し、「法に沿って対応している」と答えたものの、問題の報告を受け付けなかったことが判明しました。

このような対応がされることで、被害が長期化し、問題が解決せずに済んだ可能性があります。市はこの点について十分な調査を行うべきです。

ときわ会の問題点

問題のあった法人は「ときわ会」といいます。昨年12月、職員2人が小平市の障がい者支援課を訪れ、「グループホームで掃除がされず、ダニが発生した」と報告したにもかかわらず、課長補佐は通報を受理しませんでした。

このような報告がなされたにもかかわらず、適切な対応がされていなかったことは問題です。市民の安全と福祉を守るためには、法人や市の関係者が真摯に問題を受け止め、改善に取り組む必要があります。

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