衆参2補選、自民党は苦戦中 徳島・高知で野党系候補が先行

国会議事堂

共同通信社が行った調査によると、徳島・高知選挙区の参議院補選では、野党系の無所属候補がリードしており、公明党推薦の自民党新人候補が追いかけています。さらに、衆議院長崎4区の補選でも、社民党推薦の立憲民主党元職と公明党推薦の自民党新人候補が競り合っています。これらの選挙区では元々自民党が有利な立場でしたが、今回は自民党が苦戦を強いられています。ただし、まだ投票先が決まっていない有権者もおり、情勢が変わる可能性があるとされています。

徳島・高知選挙区の情勢

徳島・高知選挙区では、野党系の無所属候補の広田一氏(55)が立民支持者の9割近くの支持を集めています。共産党支持者の9割近く、社民党支持者の7割以上にも広田氏の支持が広がっています。一方、自民党新人候補の西内健氏(56)は自民党支持者の5割程度の支持を集めましたが、公明党支持者の支持は8割弱にとどまっています。大票田である徳島市や高知市でも西内氏は後れを取っています。無党派層では、広田氏は5割以上の支持を得ており、一方の西内氏はわずか1割程度の支持にとどまっています。

衆議院長崎4区の情勢

衆議院長崎4区の補選では、立民党前職の末次精一氏(60)と自民党新人候補の金子容三氏(40)が激しい争いを繰り広げています。末次氏は立民党支持者、社民党支持者の9割近くの支持を得ており、共産党支持者の6割以上も確保しています。一方、金子氏は自民党支持者の6割程度、公明党支持者の7割以上からの支持を受けています。さらに、国民民主党支持者の6割程度も金子氏を支持しています。無党派層では、末次氏が4割程度、金子氏が2割程度の支持を得ています。

維新は衆参2補選で自主投票を行う予定です。

以上の情報は、共同通信社が徳島・高知選挙区での529人の電話調査と517人の取材、長崎4区での固定電話358人の電話調査と携帯電話187人の取材を基にまとめたものです。

ソースリンク: 日本ニュース24時間