関空で働くベトナム人が入国管理法違反で逮捕される

関西国際空港

派遣会社に偽の在留カードを提出した容疑者が、関西国際空港の一般客の立ち入り禁止区域で業務を行っていたことが明らかになりました。大阪府警はこの容疑者を入管難民法違反(偽造在留カード行使)の疑いで逮捕しました。このような事件は関西国際空港のセキュリティー上のリスクとして深刻な問題です。

偽造された在留カードで業務を行う

容疑者は派遣会社を通じて関西国際空港にある立ち入り禁止区域で働いていました。彼は派遣会社に偽の在留カードを提示し、在留期間を超えて超過滞在をしていました。さらに、彼は区域の立ち入り証を携行していたのです。

派遣元会社は在留カードを原本で確認せず、SNS経由で画像データを受け取っていました。出入国在留管理庁は、在留カードの確認は対面で原本を確認することが望ましいとしています。このような事業者のチェック甘さが問題視されています。

高い警戒が求められる関空での不法滞在

関西国際空港は高い警戒レベルが求められる場所です。そこで働く外国人が不法滞在している疑いが浮上したのは深刻な問題です。関空を運営する関西エアポートによると、この容疑者が働いていた貨物エリアは航空機の運航に関わる区域ではありませんが、セキュリティー上のリスクになることは間違いありません。

関西国際空港では、今月末に先進7カ国(G7)大阪・堺貿易大臣会合が開催される予定です。小さなミスや甘さがセキュリティー上の大きなリスクとなることを受けて、府警は警戒を強めています。

この事件は、外国人労働者のチェック体制を見直す必要性を浮き彫りにしました。関西国際空港を始めとする重要な施設でのセキュリティー管理は、今後も厳しく見直されることでしょう。

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元記事リンク: [https://news.yahoo.co.jp/articles/333a6fe5b8aa444f52b49b868afc3e9d5850f3d0](https://news.yahoo.co.jp/articles/333a6fe5b8aa444f52b49b868afc3e9d5850f3d0)