緊迫する中東情勢 世界史教育の不足が問題の一因と辛坊治郎が指摘

中東の地図

アメリカのバイデン大統領がイスラエルを訪問し、ネタニヤフ首相との会談で中東情勢の緊迫化を受け、「日本人に中東問題の理解が不足している原因は、世界史教育の手薄さだ」という指摘が辛坊治郎氏からなされました。

世界史教育の不足が問題の根本原因

辛坊氏は、中東問題を理解するためには世界史の知識が必要不可欠であると述べました。しかし、日本では世界史の教育が非常に不十分であることが、中東問題の理解が不足している原因となっていると指摘しています。

過去、10~20年ほど前にも、日本の高校教育において日本史が必修から外されるという大問題がありました。この問題に対し、右派や保守派の人々が「日本の高校教育から日本の歴史を排除するのは問題だ」という声を上げ、大きな騒動となりました。

しかし、実際のところ、日本の中学の歴史教育では基本的に日本史が主体となっています。そのため、中学で日本史を学んでいる生徒たちに対し、高校で世界史を学ぶことを提案する動きが生まれました。しかし、この提案が誤解や曲解され、「日本の高校教育から日本の歴史を排除するのは問題だ」という大きな騒動となってしまったのです。

一方、高校で世界史が必修になったはずなのに、実際にはほとんど知識を持たずに卒業してしまう生徒が相当数存在しています。特に中東の歴史は非常に複雑であり、大学入試で世界史を選択しない生徒たちはほとんど知識を持っていないのが現状です。知識がなければ、中東問題を理解することはできません。

中東の地政学、宗教、文化の背景を知ることは、世界情勢について正確な判断を下す上で非常に重要です。

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