生徒が時間通りに登校せず 確認のため自宅に出向いた担任教師が一家4人を救う 中国江蘇

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江蘇省蘇州市で起きた驚くべき出来事。ある中学校の教師が、いつも時間通りに登校している生徒がいないことに気づきました。心配になった教師は生徒の自宅に向かい、その行動が一家全員の命を救うことになるなんて誰も予想していなかったのです。

教師の勇気ある行動

その日は朝の読書の時間、授業前のほんの少しの時間でした。担任の劉進先生は教室を見回っていると、いつも遅刻をしない王希婕さんの席が空いていることに気づきました。すぐに両親に電話をしようとしましたが、なんと、両親の携帯電話は電源が切られていました。これは不審だと感じた劉先生は、勇気を振り絞って生徒の自宅に向かうことを決意しました。

命を救った出来事

劉先生が生徒の家に到着し、ドアを何度もノックするも反応はありませんでした。心配になった劉先生は、ドアをたたきながら大声で生徒の名前を呼びました。ようやくドアが開けられ、劉先生が見た光景は思わず息をのむほど驚くものでした。

その朝、王さんの母親は早起きして娘の朝食を準備していました。安全のためにガスコンロの火を小さくし、一度ベッドに戻って少し眠ろうとしたのですが、思わず寝込んでしまいました。その結果、火を消すことを忘れてしまったのです。さらに、家族は寝る前には携帯電話の電源を切る習慣がありました。そんな中、劉先生の慌ただしいノックで目を覚ました王さんの母親は、火が付いたままになっていることに気づきました。さらに驚いたことに、家の中では二酸化炭素の濃度が上昇し、家族全員が昏睡状態に陥っていたのです。劉先生が訪れなければ、どんな悲劇が起こっていたか想像するだけで恐ろしいですね。

劉先生への感謝と結び

王さんの母親は「劉先生のおかげで、大変な事故を未然に防ぐことができました。とても感謝しています。こんな責任感のある先生に恵まれて幸せです」と語りました。劉先生の勇気ある行動によって、一家全員の命が救われたのです。

この出来事は、劉先生の尽力と勇気、そして家族の安全への思いやりを示すものです。私たちは日常の中で、少しでも人々の役に立つことができるかもしれません。周囲に気を配り、助け合う心を持つことの大切さを改めて感じました。

原文リンク:日本ニュース24時間