衆参補選、自民1勝1敗 首相痛手、政権中間評価

参院徳島・高知選挙区の補欠選挙で自民党の新人候補を大差で破り、無所属の広田一氏(55)が3度目の当選を果たしました。一方、衆院長崎4区では自民新人の金子容三氏(40)が競り合いを制しました。これらの補選は、発足2年目の岸田政権への「中間評価」ともなります。両選挙区はもともと自民党の議席であったため、臨時国会での与野党の論戦に備える岸田文雄首相にとっては痛手となるでしょう。

広田一氏が勝利、自民党新人との一騎打ち制す

参院徳島・高知選挙区の補欠選挙では、無所属の広田一氏が野党系の新人候補を大差で破り、3度目の当選を果たしました。広田氏の勝利は注目されており、税収増の還元策として所得税減税を含めた検討を指示した岸田首相のアピールも議席死守にはつながりませんでした。岸田政権の内閣支持率は低迷しており、年内の衆院解散はますます難しい情勢となりそうです。

参院徳島・高知選挙区の投票率は、徳島県が23.92%、高知県は40.75%と過去最低でした。また、衆院長崎4区の投票率も42.19%とこれまでで最も低い結果となりました。

政権の物価高対応や首相の政治姿勢が争点となる

今回の補選では、第2次岸田再改造内閣の発足後、初めての国政選挙となりました。政権の物価高への対応や首相の政治姿勢などが争点となりました。共産党が独自の候補者擁立を見送り、野党側の候補者が一人に絞られる中、立憲民主党などが自民党に対抗する態勢を整えました。立民にとっては衆院選に向けた党勢回復の正念場となるでしょう。

まとめ

衆参2補選が行われ、広田一氏が参院徳島・高知選挙区での勝利を収め、金子容三氏が衆院長崎4区で競り勝ちました。これにより、発足2年目の岸田政権への「中間評価」が問われることとなりました。補選は自民党の議席を守るための重要な戦いであり、岸田文雄首相にとっては痛手となる結果となりました。

【動画】野党系の広田氏が勝利、自民党新人との一騎打ち制す 徳島・高知選挙区補欠選挙

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