アウディーイウカの戦いのホットスポットであるクラスノホリフカ南西の高台について、新たな情報が入ってきました。ロシア国旗と第114自動車ライフル旅団（旧ボストーク大隊）の旗が、この高台に掲げられている様子が確認されたのです。
ウクライナ軍の撤退
ロシア軍は今月10日頃からアウディーイウカ方面で攻勢を開始し、クラスノホリフカの西郊外を突破し、線路沿いに到達しました。さらに、クラスノホリフカ南西の高台にも押し寄せ、激しい戦闘が繰り広げられていました。
ウクライナ人ブロガーの情報によれば、ウクライナ軍兵士の姿が高台で確認できないため、「ウクライナ軍は高台から撤退したのではないか」と考えられています。
情勢の報告
ウクライナ人が運営するDEEP STATEも23日に報告しました。「敵は装甲車輌の使用を止め、ソ連軍のように兵力で圧倒してきました。クラスノホリフカ付近の状況は非常に困難で、高台は数日前に失われた可能性があります」とのことです。また、報告には高台にロシア国旗と第114自動車ライフル旅団（旧ボストーク大隊）の旗が掲げられている様子も含まれています。
北側の高台に掲げられているこの旗の映像には、ウクライナ軍兵士の姿は確認できません。「ウクライナ軍は高台から撤退したのではないか」とするのが妥当でしょう。
出典：GoogleMap アウディーイウカ周辺の戦況/管理人加工（クリックで拡大可能）
なお、ウクライナ軍やウクライナメディアは「高台の喪失」について言及していないとのことです。
アウディーイウカの戦い、クラスノホリフカ南西の高台を失った可能性や、ウクライナ軍とロシア軍の激しい攻防戦などについては、引き続き注目が集まっています。
（引用元：広報リンク）
