韓国各地で出没、南京虫の衝撃…ゴキブリ・蚊よりも恐れられる理由

南京虫撲滅のために寮内部を消毒する職員
南京虫撲滅のために寮内部を消毒する職員(c)news1

最近、韓国全土で南京虫が出没し、市民たちの衛生と健康を脅かしています。韓国の危害生物防除士は、「南京虫はどこでも頻繁に出現している」と話しました。この南京虫は、ゴキブリよりも厄介な害虫で、駆除が非常に困難な存在なのです。

南京虫の駆除には集中的な消毒作業が必要で、その対象は、海外から南京虫を持ち帰った人や外国人労働者が住んでいる場所が全体の70〜80%を占めていると言われています。

10月19日には、大邱(テグ)の啓明(ケミョン)大学の寮で南京虫がマットレスの中から見つかり、学校は緊急の防疫作業に追われました。見つかった部屋は、英国籍の学生が使用していたとのことです。

大学生たちが集まるオンラインコミュニティでは、「南京虫を駆除するために天敵のゴキブリを放つかどうか迷った」という書き込みもありました。投稿者は「アルコールで消毒し、服をお湯で煮沸した」と述べています。

さらに別の大学生は、「南京虫は光を嫌うので隠れる。目に見えたらありがたいと思うくらいです。見つけたら何度も消毒したり、全てを捨てる覚悟が必要です」と話しています。

南京虫の存在は、市民たちにとって大きな衛生上のリスクとなっています。そのため、韓国では南京虫の駆除に対する取り組みがますます重要となっています。

(出典元:KOREA WAVE/AFPBB News

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