イスラエルとハマスの戦闘が続くパレスチナ自治区ガザから、300人以上の外国籍保有者がエジプトに退避しました。その中には、日本人10人も含まれています。ガザに残っている外国籍保有者は約7500人いるとみられ、今後も退避が続く見通しです。
日本人10人がガザから退避
衆院安全保障委員会での上川外相の発言によれば、ガザに滞在していた日本人10人とパレスチナ人家族8人の計18人がガザからエジプトに陸路で退避したことが明らかになりました。ただし、現時点でまだガザに残っている日本人1人がいますが、外務省との連絡は密に行われています。
ラファ検問所を通過する負傷者
外国籍保有者の退避に先立ち、約80人の負傷者がガザとエジプトの境界にある「ラファ検問所」を通過しました。ガザ封鎖が始まって以降、イスラエルは民間人の往来を認めていませんでしたが、10月21日からは人道支援物資の搬入が許可されています。
イスラエル軍の攻撃はハマスの拠点を標的に
イスラエル軍はガザ北部で地上作戦を続けており、これまでの攻撃では「1万1000か所以上のハマスの軍事拠点などを標的にした」と発表しています。地元紙によると、軍司令官の話として、ガザ市の入り口にいると伝えられています。イスラエルはガザ市を陸上と海上から包囲し、ハマスの拠点攻撃を続けています。
イスラエル国防相の声明
イスラエルのヨアブ・ガラント国防相は「死ぬか、無条件降伏しかない。第三の選択肢はない」との声明を発表し、攻撃を強める考えを示しました。一方、イスラエルの隣国ヨルダン政府は、イスラエルの軍事行動拡大に抗議して駐イスラエル大使を召還すると発表し、中東各国の反発が広がっています。
参考リンク: 日本ニュース24時間